HP クラシック/優勝したビジェイ・シンにインタビュー
2004年 HPクラシック of ニューオリンズ
期間:04/29〜05/02 場所:イングリッシュターンG&CC(ルイジアナ州)
田中秀道は善戦するも届かず、ビジェイ・シンが2週連続V
ルイジアナ州ニューオリンズにあるイングリッシュターンゴルフ&CCで行われている、米国男子ツアー第17戦「HP クラシックofニューオリンズ」の最終日。今大会は悪天候に見舞われスケジュールが大幅に変更。現地時間の月曜日に最終ラウンドが行われた。
優勝争いが混沌としている中、迎えた最終ラウンド。4位からスタートした田中秀道は、この日も安定したティショットでフェアウェイをキープしプレーを組み立てる。前半で1つしかスコアを伸ばすことができず順位を下げていくが、後半は4つのバーディを奪って再び上位に食い込んだ。結局通算19アンダーのスタート時と変わらず4位で競技を終え、米国ツアー初優勝はおあずけとなった。
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この日猛チャージをかけたのはビジェイ・シン。首位と4打差の13アンダーからスタートしたシンは、前半で2つスコアを伸ばすと、後半に大爆発。11番から13番まで3連続バーディ、15番パー5でイーグルを奪うなどスコア“29”をマークし、通算22アンダーで後続を待った。
最終組をラウンドしたのは、米国ツアー初優勝を狙うジョー・オギルビーと、今年マスターズを制したフィル・ミケルソン。17アンダーの単独首位でスタートしたオギルビーは、前半から快調にスコアを伸ばしリードを広げた。しかし後半に入ると全くバーディが奪えず、通算21アンダーの2位でホールアウト。
また、15アンダーの2位からスタートしたミケルソンも前半でスコアを伸ばし首位に喰らいつく。終盤でも追い上げをみせるもあと一歩及ばず、通算21アンダーの2位でフィニッシュした。
この結果、シンが先週の大会に続き長丁場を制して2週連続優勝を達成。今季早くもツアー3勝目を飾った。
そのほか日本の宮瀬博文は、この日2つスコアを伸ばして、通算8アンダーの50位で競技を終えている。
田中秀道が首位と3打差の4位!明日最終ラウンドに挑む(5/3)
ルイジアナ州ニューオリンズにあるイングリッシュターンゴルフ&CCで行われている、米国男子ツアー第17戦「HP クラシックofニューオリンズ」の最終日。悪天候に見舞われ大会のスケジュールが大幅に遅れている今大会。この日第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われた。最終ラウンドは明日、現地時間の月曜日に行われる。
大会3日目に猛チャージをかけ暫定8位に浮上した田中秀道が、強風の中すばらしいゴルフを披露した。2番パー5でイーグルを奪い好スタートを切った田中は、この日3つスコアを伸ばし、通算14アンダー首位と3打差の4位タイで第3ラウンドを終えている。
田中は、第3ラウンドを終了した時点でフェアウェイキープ率が86%と大会選手中1位の成績。ティショットが安定しているだけに大崩れすることなく堅実なゴルフを展開している。上位陣にビッグプレーヤーが揃う中、田中の悲願の米ツアー初優勝となるのか注目したいところだ。
単独首位を走るのは、田中と同じ組でラウンドしたジョー・オギルビー。前半から4つバーディを奪い快調にスコアを伸ばしたオギルビーはこの日6つスコアを伸ばして通算17アンダーをマークした。昨年ネーションワイドツアーからUSPGAの出場権を得たオギルビーが米ツアー初優勝を狙う。
15アンダーの2位タイにつけているのは、チャールズ・ハウエルIIIとフィル・ミケルソンといったビッグプレーヤー2人が追走中。2位からスタートしたハウエルは、ショットが冴えわたり再三バーディチャンスをつくるも、パットが決まらず我慢のゴルフを強いられた。結局この日は1つスコアしか伸ばせず、最終日に勝負をかける。一方ミケルソンは、6バーディ3ボギーとアグレッシブなゴルフを展開し、絶好の順位につけた。
そのほか、英国の新星ジャスティン・ローズがこの日のベストスコア“65”をマークし、通算14アンダーの35位から4位タイに大躍進。13アンダーの6位タイには、2週連続Vを狙うビジェイ・シンと崔京周が虎視眈々と優勝を狙っている。
日本の宮瀬博文は、この日ボギーが先行する苦しい展開でスコアを1つ落とし、35位タイから53位タイに順位を下げた。