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【WORLD】PGAツアープロが愛するコース<1位~10位> 

2012/02/14 17:43

Golf World(2012年1月16日号)/PGATOURコースランキング特集(2)

■ 第1位■オーガスタ・ナショナルGC/マスターズ、ジョージア州(8.96点)

「毎年必ずプレーする最高の場所」「素晴らしい」「驚きだ」「理想の場所。いい意味で、自分が場違いな気にさせられる」と評されるマスターズの会場は、「あまりに神聖である」がゆえに首位となった。同時に、「もっとよくなる可能性を十分に発揮していない」という屁理屈をこねる意見もある。アリスター・マッケンジーとボビー・ジョーンズ合作の“名作”は、「残念ながら8点」という評価が下された。ある選手は、オーガスタは「コースの幅が広く、戦略を必死で考えなければならなかった時の方がよかった」と言い、「ラフもなくすべき」だと力説する。別の選手も言う。「10点の評価をできない唯一の理由は、手入れがされすぎていること。(トム・)ファジオが手を加えすぎた」。コースの全長を伸ばしたことは、共通して聞かれる不平だ。「1986年にジャックが優勝した時は10点だったかもしれないが、コースの全長を伸ばしすぎだ」。全長7445ヤードのコースに対する意見の多くは、コースの準備が大きく影響している。「セッティングの変更が唯一のマイナスポイント」。オーガスタをあまり評価しない人は「あのコースはゴルファーが過度にバカげて見える場所。そうさせるのも、グリーンの速さとスロープが原因だ。池のあるホールのせいじゃない。あれは素晴らしいよ」。ハザードの変更も気付かれていないわけではない。「深さを増したフェアウェイバンカーもすべてやり過ぎだ」。そして多数の人が抱く複雑な心境を、このプレーヤーの言葉がうまくまとめている。「コースはからくりが多すぎるけど、マスターズ以上にプレーしたいトーナメントは世界中どこにもないよ」。

■ 第2位■ハーバー・タウンGL/RBCヘリテージ、サウスカロライナ州(8.77点)

このPGAツアーおなじみのコースは、「素晴らしいショット・バリュー」を持つため、「ピート・ダイが設計した中では一番好きなコース」「ツアーで最高のコース」という評価を主に得ている。まだデザインが控え目だった時代のダイが、ジャック・ニクラスの助けを得ながら設計し、1969年にオープン。現在の基準では短めのこのコースは、「どのショットも何かが要求される」場所だ。ハーバー・タウンは、設計家が「偉大なコースを作るために長さは必要ない」ことを証明し、「全長7600ヤードはないが、きちんとショットを打たなければならない」。3700平方フィートのグリーンについて「素晴らしいグリーンがあるから評価は10点」という意見がある。だが、牧歌的なリゾート・コースにそびえ立つ松の木は、それほど愛されていないようだ。「いい場所だけど、木を減らした方がいい」。うっそうとした木がそれほど気にならない人もいるが、全長6973ヤードのコースの評価を下げる理由にもする。「本当にプレーするにはいいコースだ」と言いつつ、「時々、うっそうと生い茂る木が邪魔だけど」。だが、大半のプレーヤーは「ほぼ全ホールでボールを正確に運ばなければならない」ことを、ハーバー・タウンを愛する理由としている。

■ 第3位■リビエラCC/ノーザントラストープン、カリフォルニア州(8.769点)

“ホーガンの裏庭”として知られる、このカリフォルニアの名所(ノーザントラストオープン開催コース)は、「すべてのショットを正確に打たなければならない」とプレーヤーから崇拝されており、中には「ツアーで最高のデザイン」と評する人もいるコースだ。ジョージ・トーマスとビリー・ベルの合作は「風景にすっかり溶け込んでいるよう」であるため、「新しいコースを作る人は全員見にいくべき」だという。あるプレーヤーは、PGAツアー・イベントを49回ホストしたコースを「どこよりもソリッドなホールが多いため、ツアーの中で一番好きなコース」だとしているが、同時に「クラブはグリーンをいじり回すのを止めた方がいい」と言っている。「以前は8点だったけど、今は7点」とするプレーヤーは、「あらゆる変更が悪い方向へ向かった」と嘆く。「もしファジオが数ホールでもメチャクチャにしなければ10点だったかもしれない」。2002年に8番ホールに設定されたダブル・フェアウェイ・オプションは、大失敗となった。「8番ホールを改善する方法を見つけた方がいい。オプション・ホールなのに、オプションがないんだ」。それでも「おそらく10番ホールは世界最高のパー4」だと言い、他のプレーヤーも「グリーンの中にバカげたバンカーがある6番ホール以外、リビエラは完璧だ」と話した。

■ 第4位■ペブルビーチGL/AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ、カリフォルニア州(8.56点)

アメリカで最も有名なコースには、「地球上で最も好きな場所」から「ホールとショットの組み合わせが最高で、景色もあれ以上のものはない」とまで幅広い称賛が寄せられる。毎年恒例のAT&Tナショナルプロアマでの最近2年間では、さまざまなコンディションを見せてくれた。また、2010年6月に全米オープンが開催された時には、2月にプレーするよりも、より固くて速いコースに変化した姿をプレーヤーたちに見せた。冬場のプレーに関して「素晴らしいコースだけど、毎年トーナメントが開催される時は必ずコースの状態がよくないんだ」と言う。全長6818ヤード、パー72の名門コースに関する批判の多くは、パー5の14番ホールに関するもので、「まったく冗談みたいなグリーンだ」と言う人もいる。他のプレーヤーによれば、2つのグリーンがコースの評価を下げている。「14番ホールのグリーンを改装するまで10にはならない」と言うが、「アーノルド(・パーマー)が手掛けるべきだとは思わない」とする。パーマーがデザインした新しいフェアウェイバンカーを好まない人もいる。「最近の改修がいいものだったか疑問だし、3番フェアウェイにあるバンカーは嫌いだね」。中には、改修を提案するプレーヤーもいる。「ほんの少し思いやりを加える必要がある。グリーンが小さくなりすぎた。8点だけど、10点であるべきなんだ」。ザ・ロッジに滞在し、古い廊下に飾られた写真を見たプレーヤーは、ペブルビーチは「10点の可能性は秘めているが、今は6点。1930年当時は、10点だったね」と言う。デザインに対する難癖はさておいても、それでもまだプレーヤーのお気に入りのコースだ。「飽きないね。いつ行っても、プレーするのが楽しみだ」。

■ 第5位■コロニアルCC/クラウンプラザインビテーショナル、テキサス州(8.40点)

トップ5の中で2つ目の“ホーガンの裏庭”は、「素晴らしいゴルフ・コース」「プレーすることが楽しい」とされ、あるプレーヤーは「今まで見た中で最高のレイアウト」と言う。ジョン・ブレデマスとペリー・マックスウェルIIがデザインしたフロント9のうち、3~5番ホールが称賛を受けるのは、驚くべきことではない。5番ホールを「ツアー屈指のパー4」と賞賛するプレーヤーもいる。だが、飛距離を誇るプレーヤーたちは、全長7204ヤードのコースのデザインとセットアップは、「長距離ゴルファーを排するために頑張りすぎた」という声も聞かれる。コロニアルを「ツアーで最も過大評価されている」と一刀両断する意見もある。ほかの非難めいた提言と言うと「もっと木を減らせるはず。特に、プレーヤーに飛距離を出させないようにしている木は減らしてもいい」。また、1936年に設計されたコースを、キース・フォスターが排水と農学の見地から改善した後ですら、トーナメントの開催時期を嘆く声は多い。「最近の改修でかなりよくなった」と言うが、「あそこをコンディショニングするには、ただただ難しい時季」と話す。別のプレーヤーはより率直だ。「あれだけ素晴らしい歴史あるコースなんだから、グリーンがもっと硬い時季にプレーできるといいんだけど」。あるプレーヤーは、「フォスターは繊細で上質な改修をした。整然としすぎているバンカーは好きじゃないけどね」と言う。だが、大半のゴルファーは、このテキサスを代表するコースは「どんな結果になるかわかる」から「非常に堅実」だと語る。

■ 第6位■ミュアフィールド・ビレッジGC/ザ・メモリアルトーナメント、オハイオ州(8.34点)

ジャック・ニクラスとデズモンド・ミュアヘッドが手掛けた“純潔な”デザインのコースは、“メジャーの雰囲気を持つ偉大なる場所”で、1976年以来ツアートーナメントが開催されている。全長7366ヤード、パー72のレイアウトについて、あるプレーヤーは「調子がいい時は、これ以上にプレーするのが楽しい場所はない…これこそ、究極の褒め言葉だと思うよ」と語る。“完璧な”コース管理は、「どの年をとっても、ツアー最高のコンディションを誇るコース」と評される。だが、ニクラスのコースのひねりは賛否両論だ。あるプレーヤーは、ゴールデン・ベアは「リスクを負うように、ティショット時に余裕を与えている」と言うが、別の人はホールに加えられた変更を指摘しながら、「(ジャックは)もっと手加減するべき」と言う。パー5の11番ホールは「ピン・ポジションが1つしかない」とし、「見過ごせないミスになる」と語った。別のプレーヤーは、「より落ち着いたグリーンにする必要があるウォーターハザード付きのパー3、16番を改修した」今年のニクラスを称える。だが、ジャックの改修工事を「エゴを見せすぎ。17番と18番の変化を見てみるといい」と話す向きも入れば、「いつ行っても閉まっているから、メンバーになるのは嫌だ」と話すものもいる。「セッティングに依存する部分が大きく」、「バンカーを深くすることが進むべき道か分からない」と語る人たちもいる。「ところどころ長すぎる」と言う人もいるが、このおなじみのコースは「あらゆる点で、より多くのコースを改善するべきだと働きかける急先鋒的存在」と評する。

■ 第7位■ショーネシーG&CC/RBCカナディアンオープン(2005、2011年)、バンクーバー(8.29点)

1960年、バーノン・マキャンが逝去するわずか4年前に設計した“驚嘆”のコースは、「巧妙なホールを数々持つ最高に素晴らしいコース」とされる。2005年と2011年には「カナディアンオープン」を開催。あるプレーヤーはグリーンとバンカーを評価し、「毎年ここでプレーすればいいのに」と話した。特に、バンカーは「砂が少ないオーストラリアのバンカーが再現」されていると話す。2011年には、木々が立ち並ぶ7010ヤードのコースに深いラフが設けられ、プレーヤーの中にはセッティングがデザインを台無しにしたと感じる人もいる。「景色が素晴らしく、可能性を秘める偉大なデザインなのにラフが多すぎる」。それでも、この“タフないいコース”は、すぐさまプレーヤーたちのお気に入りになったようだ。

■ 第8位■アローニミンクGC/AT&Tナショナル(2011年など)ペンシルバニア州(8.25点)

コングレッショナルの代役として「AT&Tナショナル」をホストしたドナルド・ロス設計のコースは、プレーヤーが「ボールを両方向にコントロールしなければならない」ため、「もっと頻繁にプレーする必要のある素晴らしい名コース」と評している。ツアーNo.1が選ぶペンシルバニアのコースは再びトーナメントカレンダーにその名を刻むべきだ。だが、この1928年にオープンした“宝物”は、メジャー・トーナメントの誘致を狙っているのかもしれないが、あるゴルファーの目にはデザインの達人の妙が感じられなかったようだ。「これがロスの設計? そんな感じがしないけど、それでもとてもいいコースだ」。全長7237ヤードのレイアウトに、さらに距離を加えるという提案について、こんなアドバイスもあった。「もう長くしなくていい。今が最高の状態だ」。AT&Tナショナルを2度開催し、「セッティングにガッカリした」という人もいれば、「8番グリーンはおかしいけど、プレーするたびに、好きになっていくよ」という人もいる。しかし素晴らしい雰囲気は、元メジャー優勝者の言葉に集約されている。「驚くべきコースだ。コンディショニングは最高だし、セッティングもいいし、ギャラリーはエネルギーに溢れている。コングレッショナルに戻る必要があるのかな?」。

■ 第9位■イニスブルックリゾート/トランジションズ選手権、フロリダ州(8.09点)

ラリー&ロジャー・パッカードが設計を手掛けたコースは、一般的に「フロリダでは最高のコース」という評価を受ける。プレーヤーたちは、比較的サイズが小さいとされる今風のフロリダのコースとは異なり、「アンジュレーションが適度で素晴らしいデザインのグリーン」を好む。「標高の変化」と「称賛に値するタフなフィニッシングホール」があるため、「フロリダにいるような気がしない」と言う。トランジションズ選手権が3月になったため、1974年にオープンしたこのコースは、2007年からフロリダ・スイングの1舞台となった。落ち着きのある木々が連なったフェアウェイを持つ全長7332ヤードのコースは、「フロリダ(で行われるトーナメント)のコースは、月並みなコースばかりだから、その恩恵に与っている」。あるプレーヤーは、パー71のイニスブルックは「プレーするには、素晴らしい場所」とするが、「他の人が言うように名デザインとは言い切れない」としている。だが、大半のトッププレーヤーたちは、業界用語で言う“フェイク(ごまかし)ができない”から、“素晴らしく確実なコース”だとする。

■ 第10位■コングレッショナルCC/AT&Tナショナル(2012年など)メリーランド州(8.06点)

首都ワシントンDCの郊外にあるこの「スケールの大きい」「素晴らしい小道」は、2011年に「全米オープン」を開催する前に行った改修工事の後、2年間の沈黙を破り、2012年に再びAT&Tナショナルの開催地となる。コングレッショナルでは、1964年にケン・ベンチュリが全米オープンを制し、2011年にはロリー・マキロイが逃げ切り勝利。プレーヤーたちは「短めのフロント9は大好きだが、ブラインド・ショットばかり、忘れるべきホールばかりのバック9は好きじゃない」。1924年にデベロー・エメットが設計した全長7255ヤードのコースは度々改修されているが、ここで直面する“歴史や試練”に、プレーヤーたちは敬意を払う。「難しい、難しい、難しい。けど、レイアウトはいい。それでも、10番ホールは今まで経験した中で最悪のパー3だ」。かつてのパー3の18番ホールに代わった新しい池越えのパー3を嫌う声に加え、コングレッショナルは「本当に素晴らしいホールと本当にダメなホールが混在する」という声もある。体裁もまた問題だ。「ツアーのセッティングは嫌いだけど、USGAがしたことは好きだった。でも、とにかく(全米オープンで)ソフト過ぎたのは悪かった」と全米オープン参戦者は語る。一方で、11番ホールに「ティショットの先に池を加えるというUSGAが施した改修」を褒める声もある。リース・ジョーンズが2度改修を手掛けたが、コースに合わないと異議を唱えるプレーヤーもいる。「評価は2点だな。ある時、誰かがオープン・ドクター(ジョーンズ)を呼ぶっていう素晴らしいアイディアを思いついてしまったばかりにね」。

米国ゴルフダイジェスト社提携
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