ブルックス・ケプカがことし4本目のパターチェンジ 「スコッティキャメロン」に戻したが…
◇米国男子◇ザ・CJカップ バイロン・ネルソン 2日目(22日)◇TPCクレイグランチ(テキサス州)◇7385yd(パー71)
メジャー5勝のブルックス・ケプカが落ち着かない。LIVゴルフからことし電撃復帰したものの、出場9試合(ダブルス戦「チューリッヒクラシック」は除く)でトップ10は2月「コグニザントクラシック」の9位だけで、予選落ち2回。過去3勝の前週「全米プロ」でも55位と思うような成績を残せていない。その原因は明確で、ストロークゲインド・パッティングが141位(-0.471)とグリーン上のパフォーマンスが足を引っ張っている。
パッティングの不調は頻繁に使用パターを替えることにも表れている。ケプカといえば銅インサートを搭載したスコッティキャメロン「テリリウム」の使い手として知られるが、復帰2戦目の2月「フェニックスオープン」では突如、テーラーメイドの「スパイダーツアーX」を投入し、周囲を驚かせた。その後もスパイダーを使い続け、全米プロでは新作のスパイダー「ツアーV」がバッグに収まっていた。そして今週、シーズン4本目となる別のパターにスイッチした。
手にしているのはスコッティキャメロンの「ファストバック1.5」。SCSカーボンスチールインサートを搭載したマレット型で、もともとインサート入りモデルを好んできたケプカには打感が合った可能性がある。初日は「63」をマークし、ストロークゲインド・パッティングは10位(2.563)と、好スコアの原動力となった。「ようやくパターの感覚が良くなった」と試合後の会見でも語り、調子は上向いたかに見えた。
しかし、2日目は一転してパットが入らず、決めごろの距離はことごとくカップに嫌われ、最終ホールでも2mのバーディパットが右に抜けた。同スタッツは138位(-2.423)と一日で逆戻りしてしまった。
持ち前のショット力で首位と8打差の16位につけているのはさすがだが、このまま週末も「ファストバック」で臨むのか、それとも「スパイダー」へ戻すのか。グリーン上の戦いから目が離せない。(テキサス州マッキニー/服部謙二郎)