創業120周年の節目にミズノのツアーバンがリニューアル 環境にもレップにも“エコ”
◇国内男子◇ドラッグストア・コスモスカップ 事前(30日)◇グランフィールズCC(静岡)◇7156yd(パー70)
男子のツアー会場でひときわ目を引く真新しいツアーバンがあった。ランバードマークを掲げたミズノの車体だ。ミズノのツアー担当者によると、「2008年から稼働していた」先代車が引退し、創業120周年という節目の年に、新しいツアーバンへと生まれ変わったという。
車内に入ってまず驚くのは、その明るさだろう。外観から想像する以上に広く見える室内は、採光性にも優れ、非常に明るく清潔感がある。作業台やヘッドを収納する引き出しには落ち着いた色味の木材を採用し、上質感を演出していた。
室内の開放感にはひとつ工夫がある。「これまでクルマの左側が広がる構造でしたが、今回は右側が広がるようになったんです。入り口が左側にあるので、入ってきた時に奥行きを感じられるようになりました」
車両のスペックや下回りの構造上、右側のほうがスペースを広く確保できるという理由もあり、実用性と演出を両立させた設計変更となっている。室内サイズ自体は先代と変わらないが、この工夫によって「広く感じる」という効果を生んでいる。
エンジン関係にも注目の変更があった。先代バンでは車両は軽油、発電機はガソリンと別々の燃料を使用しており、給油の手間がかかっていた。新型では発電機の燃料も軽油に統一。200リットルの燃料タンクでエンジンと発電機の両方を賄えるようになった。
「以前は間違えてガソリンスタンドで逆の燃料を入れてしまったこともありました」とスタッフは苦笑いで振り返る。軽油への統一によりそうしたミスのリスクがなくなっただけでなく、燃費面のメリットも期待できる。コスト削減や環境負荷の低減にもつながるという。
もちろん、この約18年の間に自動車の安全技術も大きく進化した。新型バンには衝突防止センサーをはじめとする最新の安全機能が多数搭載されており、先代と比べて安全性は格段に向上している。
まさに環境にもやさしく、ツアーレップの人たちの働きやすさまで考えられた新ツアーバン。タイトリストのバンも新しくなるなど、“ツアーバン村”はクラブメーカー各社の最新鋭機が並び、活気を帯びている。週替わりで全国を巡る“移動工房”もまた、進化を続けていた。(静岡県三島市/服部謙二郎)