タイトリストの新マッスルバック「620.(ドット)」をツアーで発見 幡地、下家が投入済み
◇国内男子◇ドラッグストア・コスモスカップ◇グランフィールズCC(静岡)◇7156yd(パー70)
タイトリストの新しいマッスルバックアイアンを男子ツアーの会場で発見した。その名も「620.(ドット)」。もっとも、メーカーから正式な発表はなく、現時点では推測の域を出ない。だが、契約選手の下家秀琉が投入した新しいアイアンのネックには、「FORGED」の文字とともに、「620.」という刻印が確認できた。
タイトリストの市販マッスルバックとなれば、2019年発売の「620 MB」以来になる。ジャスティン・トーマスが使用する「621.JT」というモデルも存在するが、こちらは市販されていない。新しい「620.」はバックフェース中央部に切れ込みがあるデザイン。どのあたりが進化しているのだろうか。
下家は7月のオープンウィークにテストを行い、8月「Sansan KBCオーガスタ」から実戦投入したという。それまでは2019年モデルの「T100」を使用していた。
「ことしに入ってスピン量不足を感じていて、現行のマッスルバックに切り替えたのですが、そこまで変化がなくて。それで新しいマッスルを試したら、めちゃくちゃ良かった。飛距離が落ちずにスピンが入ってくれました」
新モデルは構えた印象も好みだった。「新しいマッスルは小さすぎないので、ヘッドサイズもちょうどいい。グースが効きすぎてないところも良くて、構えやすいです」。同時に変更した「NSプロ モーダス」との相性も良かった。「球がゆっくり出ていくというか、今まで棒球だったのが、ちょっとこう上がってくれます」
人生初のマッスルバックを満喫している様子の下家は、その魅力をこう語る。「マッスルバックは自分で球を曲げやすい。やっぱり見た目もデザインもカッコいいですよね」。まさに実用面と所有感の両方で選手の心をつかんでいるようだ。
ほかにも国内では幡地隆寛が6月「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」から投入済み。海の向こうでは、前週「ザ・プレジデンツカップ」で活躍したジャクソン・コイヴンがこの新しいマッスルバックを手に初優勝(3Mオープン)を挙げている。
すでに契約プロたちのバッグに入り始めた「620.」。実際に発売するのか、それともツアー限定モデルにとどまるのか。その正体が明らかになる日も近いかもしれない。(静岡県三島市/服部謙二郎)