「息を吸えるようになった」櫻井心那が4カ月半ぶり米女子ツアー予選通過
◇米国女子◇ロッテ選手権 2日目(2日)◇ホアカレイCC(ハワイ州)◇6530yd(パー72)
スコアを6つも伸ばして迎えた後半17番、ティショットは右に流れて池に落ちた。終盤のダブルボギーで順位は再び予選カットライン上に後退。最終18番(パー5)はバーディパットに12mも残したから緊張しっぱなしだった。
2パットで沈め「68」で通算3アンダー57位。櫻井心那が決勝ラウンドに進むのは、国内女子ツアーを含めても6月末の「アース・モンダミンカップ」以来、米国では5月「クローガー・クイーンシティ選手権」以来、4カ月半ぶりだ。
開幕前日に待機選手からの繰り上がりが決まり、自身の今季最終戦と位置付けた一戦は初日1オーバー89位と出遅れた。精神的に自分を見失ったルーキーイヤーを象徴するような内容で、「ミスを引きずってしまう」悪い癖がやっぱり抜けていなかった。
夜になって、日本にいる目澤秀憲コーチと電話で話した。技術的な指導はほとんどない。「まだ起きていないミスを想像して怖がっている」と認識を合わせ、反省した。
一夜明け、風がコース上を旋回する厄介なコンディションで、出だし1番から2連続バーディを決めた。さらに1つスコアを伸ばし、14番で10mのバーディパットがカップに転がり込む。続く15番(パー3)でティショットがピンそば1mにピタリ。苦手な16番では4mほどの下りのラインを読み切り、3連続バーディを奪った。
実は先週の「アーカンソー選手権」初日に記録した「70」は、原英莉花と出場したペア戦の「ダウ選手権」を除くと、やはりクローガー・クイーンシティ選手権最終日(68)以来のアンダーパーだった。「これで報われたとは思わないですけど、気持ち的にちょっと息が吸えるようになったかなと思います」とホールアウト後の笑みが久々に浮かぶ。
米ツアーでは今季5回目の週末へ。「ずっとテーマは変えずに。バーディは獲れているので、あしたからもたくさん獲れたら」とアグレッシブに、謙虚にコースと向き合う。(ハワイ州エワビーチ/桂川洋一)