西村優菜はフェアウェイウッドを自ら監修 米女子ツアー初Vセッティング
◇米国女子◇ウォルマート NW アーカンソー選手権 presented by P&G 最終日(27日)◇ピナクルCC (アーカンソー州)◇6438yd(パー71)
西村優菜は自身が監修したクラブを含む14本で米女子ツアー初優勝を手にした。ウッドは現行の「クアンタム」シリーズの1W(◆◆◆ MAX)を含む4本と5UT。7Wは中でも思い入れが強い。
何を隠そう、クアンタム MINI SPINNERは自身が開発に携わったクラブ。2015年発売の「グレート ビッグバーサ(通称GBB)」のフェアウェイウッドを10年に渡って手放せず、「いつ割れても(破損しても)おかしくない」心配が続いていた。
西村は最新作が出るたびに試打を重ねてきたが、「どうしても“飛び系”に進化していて、自分にはなかなか合わせられなかった」と語る。やさしさへの特化が進むあまり、スピン量は減り、球筋を操作しにくくなった。「でも、7番ウッドや9番ウッドは自分の生命線」。コースの距離が長い米国でならなおさらだ。
キャロウェイの日本チームのバックアップにより約2年前に開発を開始。「見た目からわがままをすごく言わせてもらった。霧吹きでフェースに水をかけてドロップしないようにしてもらったり、スピン量を変えてもらったり…」。GBBに似せた形状や、丸みを帯びたリーディングエッジの形状はとくにこだわった点。海外の地面に刺さったり、跳ねたりしないように改良を重ねた。
また、パターはヒット中のオデッセイ「タートル(TRTL)」シリーズを8月の「ポートランドクラシック」から投入した。一時帰国中の直近大会「住友生命レディス東海クラシック」こそツノ型の「Ai-ONE #7 S」に戻したが、再渡米してやっぱり“カメ”に。「構えてシンプルに打てる。優勝争いをすると、手が震える感覚も出るけれど、下に重さがあるのがヘルプしてくれる」と特長を実感する。
ちなみに、9月の国内男子ツアー「ANAオープン」で優勝した内藤寛太郎が同シリーズを使っていた記事を読んだことも「使い続けるきっかけのひとつだった」というから、大仕事に繋がる手がかりはどこに転がっているか分からない。
<西村優菜の米女子ツアー初優勝ギア>
ドライバー:キャロウェイ クアンタム ◆◆◆ MAX(9度)
シャフト:藤倉コンポジット スピーダーNX バイオレット(重さ50g台、硬さS)
フェアウェイウッド:パラダイム Aiスモーク MAX D(3番15度)、クアンタム MAX(5番18度)、クアンタム MINI SPINNER(7番21度)
シャフト:スピーダーNX バイオレット(3W=50g台、R)、スピーダーNX ブラック(5W=50g台、SR)、スピーダーNX ブラック(7W=50g台、SR)
ユーティリティ:エリート MAX FAST(5番24度)
シャフト:MCHシャフト(60g台、S)
アイアン:APEX Ai 200(6番)、Xフォージド STAR<2026>(7番~PW)
シャフト:MCIシャフト<2025>(70g、S)
ウェッジ:X FORGED(48、52度)、OPUS SP+(58度)
シャフト:MCIシャフト<2025>(80g、S)