「SP」って何?どんな性能? キャロウェイ「OPUS」ウェッジに新シリーズが登場
◇国内男子◇ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 事前(24日)◇西那須野CC(栃木)◇6956yd(パー71)
すでに海外から情報がいくつか入っていたが、キャロウェイ「OPUS」ウェッジの新バージョンが国内男子ツアーでもお披露目された。
名前は「OPUS SP」。オーパスの進化版だろうが、その “SP”は何の略なのか? まず思いつくのは「SPIN」。スピンが良く入るモデル…って、そんな単純じゃないか。頭文字をとった「SPIN PERFORMANCE」とかかも…。まぁ正解はまだメーカーの人も教えてくれないので、そこは想像して楽しんでいただきたい。
気になる性能については、テストしたプロに聞こう。3週前の「日本ゴルフツアー選手権」からすでに試していた河本力は「フェースを触った時に、肌がもっていかれそうになったぐらい、フェースの感触が違いました」とファーストインプレッションを明かした。「試した初球からフェースに乗った感じがあって、ランチ(高さ)が出てもスピンが入っていた。スピンが入りながらランチを出せるウェッジってなかなかないけど、それが出せる。硬いグリーンで活躍してくれそうです」
河本は、中でもバウンス12度の「X」というソールが気に入ったという。「12Xだとなんかラグが少ないんですよね。振っている感覚とボールの当たる感覚がマッチする。顔の見え方もグースが少なく見えて、フトコロ周りの配分がいい。構えた時に『思った所にいきそうだな』って顔をしています」。即座の実戦投入は控えたものの、今後の投入はありそうな様子だ。
一方で、同社契約の山田大晟はテストを重ね、バウンス8度のCソールを今週に投入予定。「前のOPUSも結構気に入って使っていましたが、打感というか“乗り感”は今回のほうがある。スピンが入っている感じがします。上っ面が少し肉厚で中空っぽい感じがあって、フェースに乗りやすいです」と高く評価する。出利葉太一郎も今週の投入を決めている。
前作OPUSではソールにT/C/S/W(TとCが操作性、SとWがオートマチック)があった。OPUS SPでは「X」なるソールが登場した模様。ワイドでバウンスがあるモデル。一見アマチュアが好みそうだが、テストするプロの様子を見ると使い勝手が良さそうだ。
そうか! SPは「SECURITY POLICE」か。あなたのスピンを守ってくれる…てなわけないか…。(栃木県那須塩原市/服部謙二郎)