なんじゃこりゃ!横浜で“銀色のカメ”(TRTL)を発見 ホーシェルの14本
◇米国男子◇ベイカレントクラシック Presented by レクサス 2日目(9日)◇横浜CC(神奈川)◇7315yd(パー71)
2014年のフェデックスカップ年間王者、ビリー・ホーシェルのグリーン上を観察していると、そのパターを思わず二度見してしまった。シルバー色のパターを使っているなぁとぼんやり眺めていたら、なんと形が「TRTL」(タートル)ではないか。スコッティキャメロンの「PHANTOM」かと思いきや、銀色の甲羅をまとったオデッセイのタートルだった。
日本では見たことのない、まさに新種のカメ。アメリカからやってきた外来種の出現とあって、本人に聞かないわけにはいかない。練習後に直撃した。
「ずっと使っていたパターが、どうしても少し左を向いているように見えてきちゃって…。本当にスクエアに見えるパターを探していたんだ」
旧知の仲であったオデッセイのパター開発担当に相談したことが転機になった。まずは「Ai-DUAL ROSSIE S」を試し、アライメントは改善されたものの、ストロークとの相性が合わなかった。
「自分はフェースの高い位置でボールをヒットする癖がある。だからフェースが厚めのパターが必要なんだ。ロッシーはフェースが浅くて、溝より上のトップラインのあたりでばかり当たってしまった。フェースが浅いと打ち出しが不安定になる」と細かい解説は続いた。
そこで提案されたのが、くだんの「TRTL」だった。コーチとも連携し、1本の“カメ”が完成した。3週前「ビルトモア選手権アッシュビル」から投入し、このベイカレントに向けて調整を続けてきたという。確かに通常のオデッセイのパターより「TRTL」はフェースが厚めで、もちろんピン型のパターと比べると明らかに厚い。
それにしてもなぜシルバーカラーにしたのだろうか。「なぜこうなったのかは正直自分でも分からない(笑)。でもしっくりきているからいいんだ。このトップのラインはブラックだと思うだろうけど、実はダークグリーンなんだよ」と、アライメントラインにはわずかに緑色が差し色として入っていた。細部へのこだわりがなんともニクイ。
ドライバーは4月から「GTS3」を使い続けている。「以前はGT2かGT3を使っていて、GTS3のヘッド形状はそれらにとても近い。使い始めはロフトとスピン量を合わせるのに少し時間がかかったけど、今は安定している。スピン量が2200~2300回転の範囲に収まるので、センターヒットはもちろんミスヒットでも安定してスピードが出るよ」と、スピン量の安定こそが最大のメリットだと強調した。
初日はイーブンパー46位。横浜で発見された“銀のカメ”は浮上を支える相棒となるか。(横浜市保土ヶ谷区/服部謙二郎)
<ビリー・ホーシェルの14本>
ドライバー:タイトリスト GTS3(9度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS TR BLACK(重さ60g台、硬さX)
フェアウェイウッド:タイトリスト TSi2フェアウェイメタル(3番15度)、タイトリスト GT3(5番18度)
シャフト:3W=トゥルーテンパー HZRDUS SMOKE(重さ70g台、硬さTX)、5W=トゥルーテンパー HZRDUS(重さ80g台、硬さTX)
アイアン:タイトリスト T100(2025)(3、5~9番)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド(X100)
ウェッジ:タイトリスト ボーケイSM10(46、52、56度)、タイトリスト ボーケイSM11ウェッジワークス(60度)
シャフト:46度=トゥルーテンパー ダイナミックゴールド (X100)、52、56、60度=トゥルーテンパー ダイナミックゴールド オニキスブラック (S400)
パター:オデッセイ TRTL(タートル)S プロトタイプ
ボール:タイトリスト ProV1x(2025)