独走でも不安いっぱいの女王レース 「早く決めたい」桑木志帆が描く理想のゴール
◇国内女子◇富士通レディース 事前(14日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉)◇6717yd(パー72)
シーズンは残り7試合に迫り、年間ポイント争いでは2位の佐久間朱莉に898.63ptの大量リード。それでも「何があるか分からない」と、桑木志帆は不安いっぱいで女王レースを戦っている。「本当にイヤです。毎日がストレス。早く決めたい」と包み隠さず胸中を明かした。
気にしたくはないけれど、ついつい女王決定へのポイント差を計算してしまう。「伊藤園(レディス)ぐらいまでに決めたいですね」と目標も明確になってきた。今週を含む5試合を終えて、ラスト2戦の優勝ポイント(エリエールレディス300pt、リコーカップ400pt)の合計700pを超えるリードを築くことが、桑木の描く理想のゴールだ。
本大会は今季より3日間から4日間競技にグレードアップ。桑木は昨年2位、一昨年も3位で終えたほか、過去4度の出場でトップ10を外していない。得意コースという自覚は少ないが「なんか、いつもいい感じ」と相性の良い舞台だ。優勝ポイントが200ptから300ptにアップしたことを歓迎している……のかと思いきや、「私にとってはマイナスです」とまったく逆だった。
差を開くチャンスが増えたと捉えるよりも、「差を詰められる可能性が高くなる」とネガティブな考えが先にくる。「不安でしかない。ポイントが縮まると焦っちゃう感じになる」。先週の「スタンレーレディス」(13位)で「久々にパットが気持ち悪いまま終わってしまった」ことも、前向きになれない要因かもしれない。
最近は就寝中にゴルフの夢を見ることが多くなった。2週前の「日本女子オープン」で申ジエ(韓国)にプレーオフで惜敗してから、さらに増えたそうで「悪い夢の方が多い」と苦笑い。「先週よりはグリーンが読みやすい」こともプラス材料に、今週は目覚めの良い朝を迎えたい。(千葉市緑区/塚田達也)