自称“パッティング研究者”ブリッジマンの14本 スパイダーのスラントネックでバーディ量産
◇米国男子◇ベイカレントクラシック Presented by レクサス◇横浜CC(神奈川)◇7315yd(パー71)
PGAツアーで今季2勝を挙げ、年間ポイントランク4位で横浜に乗り込んできた期待の26歳、ジェイコブ・ブリッジマンのクラブセッティングをチェックした。
14本すべてをテーラーメイドでそろえる。ドライバーは「Qi4D」。登場した2026年初頭から使っているのかと思いきや、「ドライバーを替えたのは、実はプレーオフ(8月)のころなんだ」と言う。それまでは旧モデル「Qi35 LS」で戦ってきた。「ヘッドにヒビが入ってしまい、BMW選手権からQi4Dを使い始めたんだけど、前のモデルよりも真っすぐ飛ぶようになったよ」と語る。
クラブの重量や見た目はなるべく以前のモデルに近づけて組まれており、スピン量がより安定するように感じるのだとか。「フェースの上で打ってもスピンがかかるし、下で打っても以前のように極端にスピン量が狂うことがない。安定したスピン量のおかげで、キャリーも少し伸びたように思うよ」と満足気に話す。この日のウエート設定は前トウ側11g、前ヒール側4g、後トウ側8g、後ヒール側6gと、トウ側を重くしていた。
3番ウッドもQi4Dのコアモデルだが、番手は「HL」(16.5度)。望むスピン量とキャリーの調整から、15度ではなく16.5度を選んでいる模様だ。
ウッドを眺めていると、男子では珍しい9番ウッドを発見した。「ヘッドは9番なんだけど、ロフトを7番ウッド相当(おそらく約21度)に立てて使っているんだ」と言う。ロフトを約3度立てたヘッドの見た目がドンピシャでハマった。このクラブでキャリー245ydを打つ。
アイアン構成も独特で、4番は「ツアープリファード UDI」でなんと2014年のモデル。5番はやややさしい「P770」で、6~PWは「P7CB」という布陣。シャフトはすべてプロジェクトX6.5を挿している。
ウェッジは「MG5」の50度、54度、60度の3本体制を敷く。
「一番好きなクラブはパター」というブリッジマンが手にするのは、「スパイダー ツアー」のスラントネックモデル。「すごく構えやすくてしっくりきているし、パッティングには自信を持っている。パット練習はずっと続けていられるし、他の選手のパッティングを見ていろいろ考えたり探求したりする。パッティングの“研究者”のような感覚を持っていると思うよ」と熱く語ってくれた。
その技術はツアーでも一目置かれており、アダム・スコット(オーストラリア)が“パットの上手な選手”としてブリッジマンを挙げるほど。スタッツではストロークゲインド・パッティング(パッティングのスコア貢献度)で1位につけている。
ボールは久常涼と同じ「TP5x」のプロトタイプ。「オフシーズンの昨年12月からこのボールを使っている。カバーが少し硬くなって、ボールの初速も高さも向上したんだ」と気に入っている様子だった。(横浜市保土ヶ谷区/中島俊介)
<ジェイコブ・ブリッジマンの14本>
ドライバー:テーラーメイド Qi4D (10.5度)
シャフト:プロジェクトX TITAN GREEN(重さ60g台、硬さ6.0)
フェアウェイウッド:テーラーメイド Qi4D フェアウェイウッド(3番HL 16.5度、9番24度)
シャフト:三菱ケミカル TENSEI Pro Blue 1K(3W=重さ70g台、硬さTX 9W=重さ80g台、硬さTX)
アイアン:テーラーメイド ツアープリファード UDI(4番)、テーラーメイド P770(5番)、テーラーメイド P7CB(6番~PW)
シャフト:トゥルーテンパー プロジェクトX 6.5
ウェッジ:テーラーメイド MG5ウェッジ(50度、54度、60度)
シャフト:50、54度/トゥルーテンパー プロジェクトX 6.5 60度/ダイナミックゴールド ツアーイシュー(S400)
パター:テーラーメイド スパイダー ツアー