ケニアで欧州ツアー初開催 チェ・ホソン、川村昌弘が参戦
2019年 ケニアオープン
期間:03/14〜03/17 場所:カレンCC(ケニア)
「いま僕はココにいます」Vol.53 ケニア編
人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・25歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、6年間のプロ生活で巡った国の数は実に40に到達。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。
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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、ナイロビにいます。
今週は欧州ツアー「ケニアオープン」に出場。今年から欧州ツアーのスケジュールに加わった大会になります。これまでケニアで飛行機の乗り換えをしたことはありましたが、人生で初めて訪問した国が増えました。練習日のコースチェックの最中、さっそく会場のフェアウェイを横断していた現地の皆さんと記念撮影。みんな陽気で快く応じてくれました。
宿泊するオフィシャルホテルはとてもきれい。ただ、毎回入り口で空港並みのセキュリティチェックがあります。ゴルフバッグも毎日ゲートをくぐらせています…。同じアフリカ大陸でも、近代化された南アフリカ共和国の首都ヨハネスブルグとはちょっと違うナイロビ。道路に車線が引いてあるところも多くありません。ゴルフ場までの道すがら、車のすぐそばに牛や馬がいたり(Uberも使えます)、サファリのそばを通るので、「あの遠くにいるの、キリンじゃない?」なんて会話もできたりします。
会場のカレンCCは1937年に設立されました。旧イギリス植民地時代にできたコースで、クラシックでタイトなレイアウト。両サイドの木々がショットを邪魔してきます。最近は流行に合わせてリメークされるコースが世界中にありますが、僕としてはこういう“あるがまま”のゴルフ場も大好き。最近は中東のひろびろとした会場で多くプレーしていたので気が引き締まります。
〈今週のディナー〉
ケニアの通貨、シリングは日本円との換算が簡単。1ケニア・シリングは現在約1.11円です。前週のカタールではとにかくお酒が高かった…。ハイネケンのビールが1杯1500円以上でしたからね。今週は400円程度とリーズナブルです。最近はメキシコ料理にハマっていて、今週はステーキハウスでナチョスを注文。750ケニア・シリング(約832.6円)でした。
- 川村昌弘Masahiro Kawamura
- 1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
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