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2019年 ケニアオープン
期間:03/14〜03/17 場所:カレンCC(ケニア)

「ケニアオープン」で知るべき5つのこと

今週、ヨーロピアンツアーは「マジカルケニアオープン」が開催される東アフリカを訪れる。今季からツアーに加わった大会について知っておくべき5つの要点は次の通りである。

歴史

「マジカルケニアオープン」がヨーロピアンツアーの日程に加わるのは2019年が初めてだ。ただ、大会自体は2018年に節目の50回目を迎えている。1967年に始まった同大会では、1991年にヨーロピアン下部ツアーになる前、セベ・バレステロスイアン・ウーズナムらが優勝した。「ケニアオープン」では1991年以降の26年間で、毎年異なる選手が大会を制覇しており、この間の王者には、ムサイガGCで開催された2000年大会を制覇し、その後「マスターズ」王者となったトレバー・イメルマンが含まれる。

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下部ツアーからヨーロピアンツアーへ

今週のケニアでは、イタリアのロレンツォ・ガッリが歴史に名を刻むチャンスを握っている。チャレンジツアーの一環で開催された昨年の大会を制覇したガッリがタイトル防衛に成功すると、1991年にこの大会がチャレンジツアーに組み込まれて以降では、初の大会連覇を達成することになる。

カレンCC

首都ナイロビにあるカレンCCは、ヨーロピアンツアーの大会としてデビューを果たす「マジカルケニアオープン」の開催コースだ。同コースでは、チャレンジツアー時代に9回開催されており、今年は2016年以来の開催となる。過去にカレンCCで開催された大会では、今週出場のヘイデン・ポルテウスとセバスティアン・ソーデルベリが勝利しており、2007年大会はエドアルド・モリナリが制覇している。

レッドジャケット

「マスターズ」の王者に贈られるグリーンジャケットはゴルフ界で最も有名なジャケットであるが、昨年から「ケニアオープン」の勝者には赤いジャケットを贈られる。昨年はガッリが制し、地元でデザインされたレッドジャケットに袖を通した。ケニアのファッションデザイナーで、ニック・オンドゥ・サートリアルを立ち上げたニック・オンドゥによりデザインされたジャケットには、背中と袖に特別仕立てが施されている。このジャケットの贈呈は、「ケニアオープン」の50周年を記念して導入されることになった。

センセーショナルな男、チェ・ホソン登場

「マジカルケニアオープン」には国際的に一大旋風を巻き起こしているチェ・ホソンが出場し、あの独特のスイングをヨーロピアンツアーで披露することになる。韓国のチェは、“フィッシャーマン・スイング”がソーシャルメディアで広くシェアされることで、瞬く間に世界中でセンセーショナルな存在となった。雑誌の記事を読んで独学でゴルフを習得した45歳は、一風変わったプレースタイルながら、昨年日本で「カシオワールド」を制覇。チェの繰り出す唯一無二のスイングは今週最大の注目ポイントだ。

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