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2013年 WGC キャデラック選手権
期間:03/07〜03/10 場所:TPCブルーモンスターatドラール(フロリダ州)

タイガー、不調のマキロイを評す

タイガーウッズを筆頭に、世界的な名手が集った世界ゴルフ選手権・キャデラック選手権が幕を開けた。彼らは皆、好調なスタートを切った。ただ一人、ロリー・マキロイを除いては。

トランプ・ドラールで9つのバーディを奪い6アンダー「66」で回ったウッズは、「マスターズ」優勝者のバッバ・ワトソン、元「全米オープン」チャンピオン、グレーム・マクドウェルセルヒオ・ガルシア、フレドリック・ヤコブソンらと共に、初日の首位グループを形成している。

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ワールドゴルフチャンピオンの名が示す通り、1打差グループにはフィル・ミケルソンスティーブ・ストリッカーハンター・メイハンらのビッグネームがひしめいている。

そんな中、ロリー・マキロイはわずか3ホールしかフェアウェイをキープできず、6つのボギーを叩き、スコアを出すには完璧だった日にイーブン以上のスコアをマークすることが出来なかった。1番(パー5)で15フィートのイーグルパットを決め、8番(パー5)ではイーグルを狙って5Iで池越えに成功しこのパットはわずかに外れたが、それでも彼がスコアできたのはようやく「73」だった。

マキロイは今季まだ、パーを下回ったことはない。

「正直いって、少し苦しんでいる」と、マキロイはスカイスポーツに答えた。「いいショットがあれば、悪いショットもある。ずっと(記者会見等で)話している通り、今はまだ調整段階なんだ。もうしばらく我慢が必要だね」。

1週間前の「ザ・ホンダクラッシック」は凡戦だったが、いくつかのチッピングミスを除けばウッズはすべての面において好調に見えた。13番の3パット、14番の難しいフロップショットのミスで連続ボギーを叩いてしまい、前半に記録した2バーディの貯金を吐き出してしまう。3番ではアプローチがショートしてしまい、ここでもボギーとした。

彼は4番(パー3)の40フィートを含めて2つのロングパットを沈めてバーディを奪ったが、15フィート以内の短いチャンスを4度も外した。この日の最後のバーディは8番(パー5)、フェアウェイバンカーからレイアップした後に、ウェッジでピンそば2フィートに寄せた。

「もう少し(スコアを)縮められた日だったね」と、ウッズは語った。

ウッズのコメントは、他のゴルファーの心境を代弁するかのようだった。

同組のガルシアとマクドウェルは、共にボギーなしで上がっただけでなく、4つのバーディまでも同じホールで決めた。ヤコブソンは3ホールで2つのイーグルを決めた。両ホールとも、5番ウッドの第2打でグリーンを捉え、12フィートにつけた。

ワトソンはミケルソン、ストリッカーと同じ組で回った。3人のスコアを合算すると16アンダーとなる。

ストリッカーは最終ホールで4フィートの短いパットを決めていれば、首位グループに並ぶところだった。ミケルソンはいつものようにギャラリーを沸かせた。17番ではティショットを引っかけると、(カート道を)転がって450ヤード地点で止まった。ラフを避けるためにカート道上で救済を受け、そこから5フィートに寄せてバーディを奪った。

「もし僕のティショットと同じくらいたくさん曲げたなら、こういうショットをどう打てばいいか学ぶだろう。それに十分な練習もするはずだ」とミケルソン。「(カート道から打ったら)どうなるか、分かっていたよ」。

マキロイは、ナイキとの契約による用具変更、および昨年世界一となった飛躍の1年ののち、少し苦しんでいるように見受けられる。それは先週の「ザ・ホンダクラシック」で顕著となり、彼は第2ラウンドの途中で(棄権して)コースを去った。

マキロイは水曜の記者会見で謝罪し、もう2度とこのようなことは起きない、そしてコースで幸せな状態に戻りたいとコメントした。ウッズとしばしば会話しながらフェアウェイを歩いていたが、彼の表情にはほとんど笑みが見られなかった。

(10番からスタートした)彼は、前半はフェアウェイをとらえることが出来なかった。だが、そのうちの2つはファーストカットで、共にバーディを獲得している。しかし、彼が力み無くバランスの取れた自身のスイングを取り戻そうとする分だけ、ショートゲームを軽視しているのは明らかだ。2番では80フィートのパッティングを、20フィートもショートしてしまった。

マキロイは初日を振り返った。「まぁ最後の3ホールでバーディを2つ取れて良かったよ。他のみんなはいいスコアで回っていたからね。危うくひとり、取り残されるところだったよ」。

ウッズとマキロイは、今年最初にアブダビの大会でラウンドを共にしただけでなく、昨年のフェデックスカッププレーオフでもよく同組になった。ウッズはマキロイのスイングを「少し守りに入っている」と評した。

「そういうことは起こる。みんな、こういう期間を経験してきた」と、ウッズ。「昨年の中頃、彼に起きたことだし、1年が終わってみればすべて問題なくなっていた。ゴルフを長いことプレーしていれば、こういう時期は経験するだろう。毎週、良いプレーをすることはできない。例えどんなに努力しても。浮き沈みはあるから、それと戦っていかなければならない」。

情報提供:PGA TOUR

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