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3パットボギーが2回 松山英樹の最優先課題はそれでも「ショット」

◇世界選手権シリーズ◇WGC HSBCチャンピオンズ 2日目(26日)◇シェシャンインターナショナルGC (中国)◇7261yd(パー72)

イーブンパーの27位タイから出た松山英樹は5バーディ、3ボギーの「70」で回り、通算2アンダーの21位タイに順位を上げた。3パットボギーを2つたたきながら、4つのパー5をすべてバーディでまとめ、強風の難コンディションでアンダーパーを記録した。

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初日よりも強く、そして真逆の方向からの風。松山はアゲンストになった出だし1番で1Wショットを左の林に曲げてボギーとした。カラーから5mを沈めた5番で2つ目のバーディを決めた直後、7番では6mから3パットボギー。8番(パー5)のバーディの後には、10番で再び5mのチャンスから3パットを喫した。

「両方とも(ファーストパットを)オーバーさせた3パット。あまりないのでちょっと戸惑いがある。距離感がつかめてないと思う」と、勢いをそぐようなミスに首をひねった。最終18番(パー5)は5Iで2オンに成功した後、7mのイーグルパットを惜しくも外した。

グリーン上の取りこぼしが「もう少し伸ばせたかな」という思いを増幅させるが、「悪いパットをして、打った瞬間外れるようなパットじゃなかったことは救いかなと思う。(3パット直後の)8番、11番と入れられた。後に引っ張らないでできた」と振り返る。

依然として頭にあるのは2打目以降のショット精度だ。「ショットでまずはチャンスに付けないとパットの勝負にはできない」。この日、パーオンに成功したのは10ホールにとどまった。「安定して(ピンそば)5mくらいにつけられれば…。それなら18ホールで、(バーディパットが)3分の1しか入らなくても6アンダーですからね」と笑みを浮かべながら理想のゲーム展開を思い浮かべた。

トップに立ったトニー・フィナウとの差は9ストロークと大きい。優勝争いへはムービングデーの爆発が必要になったが、平均スコア「72.89」の状況下で浮上。「アンダーパーは(当地では)おととし以来でしょう? 6ラウンドぶりです」と優勝した2016年大会以来となる1ラウンドの“赤字”に安堵する様子もあった。(中国・上海/桂川洋一)

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