ポイントの高い試合で勝利を重ねたロリー・マキロイが世界1の座に君臨している（Ian MacNicol /Getty Images）

2015年第1週の男子の世界ランキングが発表された。前週は対象となる試合が開催されなかったので大きな変動はない。トップ10は昨年度末順位と同じだ。1位はロリー・マキロイ。8月にアダム・スコットを抜いて世界ランク1位になったマキロイは、23週間連続トップの座に君臨している。

今週は世界ランク対象の3試合が行われる。ツアー優勝者のみが参加資格を持つ米国男子ツアー「ヒュンダイトーナメントofチャンピオンズ」はハワイで開催。松山英樹も参戦する。欧州ツアーは南アフリカ・サンシャインツアーと共催の「南アフリカオープン選手権」。タイでは、アジアンツアー下部ADTツアーが行われる。

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松山英樹の世界ランクは、前週と同じ16位をキープ。日本人選手は上位100位以内に6人がランクインしている。松山英樹、小田孔明（55位）、岩田寛（66位）、片山晋呉（77位）、谷原秀人（87位）、近藤共弘（88位）だ。103位の石川遼は102位の池田勇太に次いで日本人としては8番手に位置している。

2014年度に行われた米国男子ツアー、国内男子ツアーの試合を、世界ランクポイントの優勝者点数順に並べてみた。SOF（Strength of Field）は、大会出場選手の層の厚さを示す数値だ。

4大メジャー競技は優勝者に100点が用意されているが、SOFは異なる。「全英オープン」が902で、一番SOF値が高かった。続いて「全米プロゴルフ選手権」の890。意外にも「WGCブリヂストンインビテーショナル」が804で、3番目だった。97人が出場した「マスターズ」は766で、米ツアー7番目。松山英樹が優勝した「ザ・メモリアルトーナメント」は12番目だ。

国内男子ツアーでは、最高峰のフラッグシップ競技として認定されている「日本オープンゴルフ選手権競技」の優勝者に32点が用意されている。

SOFでは「ダンロップフェニックストーナメント」（109）が最も高かった。この大会には世界ランク上位の松山、ジョーダン・スピースやウェブ・シンプソンらが出場した。2番目はバッバ・ワトソンが参戦した「三井住友VISA太平洋マスターズ」（102）。日本男子ツアー（共催を除く）の優勝者にはミニマム16点が与えられる。

大会別世界ランクポイント＜海外＞

大会別世界ランクポイント＜国内＞

順位／選手名／前週の結果／前週比
1位／ロリー・マキロイ（北アイルランド）／出場せず／変動なし
2位／ヘンリック・ステンソン（スウェーデン）／出場せず／変動なし
3位／アダム・スコット（オーストラリア）／出場せず／変動なし
4位／バッバ・ワトソン（アメリカ）／出場せず／変動なし
5位／セルヒオ・ガルシア（スペイン）／出場せず／変動なし
6位／ジャスティン・ローズ（イングランド）／出場せず／変動なし
7位／ジム・フューリック（アメリカ）／出場せず／変動なし
8位／ジェイソン・デイ（オーストラリア）／出場せず／変動なし
9位／ジョーダン・スピース／出場せず／変動なし
10位／リッキー・ファウラー（アメリカ）／出場せず／変動なし
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34位／タイガー・ウッズ（アメリカ）／出場せず／2ランクダウン

★主な日本人選手は以下の通り
順位／選手名／前週の結果／前週比
16位／松山英樹／出場せず／変動なし
55位／小田孔明／出場せず／1ランクアップ
66位／岩田寛／出場せず／1ランクアップ
77位／片山晋呉／出場せず／2ランクアップ
87位／谷原秀人／出場せず／1ランクアップ
88位／近藤共弘／出場せず／2ランクアップ
102位／池田勇太／出場せず／4ランクアップ
103位／石川遼／出場せず／1ランクダウン
114位／藤田寛之／出場せず／変動なし
138位／藤本佳則／出場せず／変動なし
153位／宮本勝昌／出場せず／1ランクアップ
159位／小平智／出場せず／1ランクアップ
167位／宮里優作／出場せず／1ランクダウン
198位／竹谷佳孝／出場せず／1ランクアップ
201位／武藤俊憲／出場せず／1ランクアップ
243位／山下和宏／出場せず／1ランクアップ
282位／手嶋多一／出場せず／変動なし
295位／薗田峻輔／出場せず／変動なし
307位／松村道央／出場せず／1ランクアップ
309位／小田龍一／出場せず／4ランクアップ
311位／川村昌弘／出場せず／1ランクダウン