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2013年 マスターズ
期間:04/11〜04/14 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

T.ウッズ 第3ラウンドスタート前に2ペナルティを付加

ジョージア州オーガスタナショナルGCで開催中の「マスターズ」で、タイガー・ウッズが大会3日目の午前に2ペナルティを課せられた。前日の第2ラウンド、15番ホール(パー5)で第3打をグリーン手前の池に入れ、打ち直しの5打目の場所が「誤所からのプレー」となり、既に申告していた「6(ボギー)」が「8(トリプルボギー)」となった。通算3アンダーの7位タイで2日目を終えていたウッズだったが、1アンダー19位タイから決勝ラウンドをプレーする。

問題となったのは好リカバリーを見せたはずの15番だった。ウッズがフェアウェイ中央から放った残り87ヤード、池越えの第3打はピンを直撃し、ボールは左手前に跳ね返って、池に入った。その後ウッズは1罰打を付加して第5打で打ち直し、カップ左80センチにつけてボギーをセーブしていた。

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ゴルフ規則26-1では「ウォーターハザードに入った球の救済」について、打ち直しの場所を以下のように規定している。
(a)最後にプレーした所のできるだけ近くで球をプレー
(b)カップと、ウォーターハザードの限界を最後に横切った地点とを結んだ後方線上からプレー

しかしウッズはこの日のラウンド後のインタビューで、打ち直しのショットについて「(ローカルルールの)ドロップエリアに行ったが、良い位置ではなかった。本当にデコボコで、少し湿っていた。泥だらけだったのでドロップするには適していなかった。だから元の場所(第3打地点)に戻ったんだ。でも打った感触から2ヤード下がった」とコメント。(a)の地点からは離れて5打目を打ったことを認めており、(b)を適用するのであれば、少なくとも第3打地点よりは左サイドから打たなければならなかった。

2日目の終了後から、テレビの視聴者を中心にウッズの処置の誤りを指摘する意見が噴出。失格処分とする声もあった。しかしこの大会3日目の朝、競技委員とウッズの協議を経て、2罰打を加える裁定を下した。これについてマスターズ委員会は、一昨年「規則33-7に対する裁定4.5」として新たに追加された新ルールによるものと説明。選手がルール違反を認識しておらず、スコアカード提出後に事実が発覚した場合に適用される。

【ゴルフ規則】
a.規則27-1に規定するストロークと距離に基づく処置をとり、初めの球を最後にプレーした所のできるだけ近くで球をプレーする(規則20-5参照)。
b.ホールと、初めの球がウォーターハザードの限界を最後に横切った地点とを結んだ線上で、そのウォーターハザードの後方に、球をドロップ。この場合には、ウォーターハザードの後方であればいくら離れても距離に制限はない。

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