ニュース

米国男子マスターズの最新ゴルフニュースをお届け

2013年 マスターズ
期間:04/11〜04/14 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

タイガーは7位タイ 会心のショットからまさかの不運

初日は2アンダー「70」、13位というポジションにつけていたタイガー・ウッズは大会2日目午後1時41分にティオフ。東の風が吹いた初日とは異なり、2日目は南西の風に加えて難しいピンポジションが多くの選手を苦しめた。

2日目のタイガーは前半5番、7番、8番でしっかりとバーディを奪う事に成功。この時点で5アンダーと一時的にトップに並んだ。しかし、後半に入ると気まぐれに方向を変えるオーガスタナショナルの風に惑わされてしまい、なかなかバーディがとれない。15番では不運にも会心のショットだった3打目の球が、なんとピン竿に当たってしまいボールはグリーン手前にある池に沈んでしまう。

<< 下に続く >>

しかし、ここで5打目をしっかりとピンに寄せて1パットのボギーセーブ。最終18番ホールで奥の段からのパットのタッチを合わせることができずに3パットボギーで2日目を終了した。少し苦い上がりになってしまったが第2ラウンドは3バーディ、2ボギーの「71」、通算3アンダー。 2日間で12個のバーディを奪い通算6アンダーで単独トップに立っているジェイソン・デイ(オーストラリア)とは3打差の7位タイと射程距離、明日のムービングデイに期待がかかる。

最初のバーディは5番のパー4。ティショットは今週から使い始めている新しい赤色の3番ウッドだった。グリーン右サイドからグリーン中央にあるカップまで、12メートルのロングパットを沈めた。7番ではティショットをフェアウェイ、左センターをキープ。2打目はピンに対してショートしてしまったが、手前からの約11メートルのパットをねじ込んだ。8番ではドライバーでフェアウェイ左センターに運んで、2打目はフェアウェイウッドで2オンに成功。8メートルのイーグルパットは カップの右をそれてイーグルにはならなかったが、3つめのバーディ奪取に成功する。

後半(10番から18番)は縦の距離が上手く掴めずパーオン率が低かった。12番はグリーン奥にあるバンカーから、14番は奥からのアプローチは右から左に大きく切れるラインから、どうにかパーを拾うことに成功。グリーンの手前にウォーターハザードが絡む打ち下ろしの15番パー5、 87ヤードからの3打目はピン竿の部分にボールが当たり、不運にもグリーン手前のウォーターハザードに捕まってしまう。タイガーはドリップエリアからの5打目を検討したが、芝が逆目になるためにドロップエリアを使わず、ほとんど3打目を打った場所に戻り5打目をピタリと寄せてボギーで切り抜けた。

そして迎えた最終18番ホールは、タイガー曰く「ピン向かって一直線だったが手前のピンを大きくオーバーしてしまいボールは上の段まで飛んでしまった」。 奥からの下りの18メートルのパットはカップ付近で止めることができずに 3パットのボギーを喫してしまう。

プレー後のインタビューではボールを捕らえる感触がとても良かったと語っていた。後半の12、15、16、18番とピンの方向にしっかり飛んだが、風を読み間違えたと説明をしていた。後半に二つボギーがあったが、4番、12番(バンカー)、14番、16番(バンカー)はいずれもナイスセーブ。15番では落ち着いて5打目を寄せてボギーで切り抜けたのは大きかった。 このマスターズでタイガーがダブルボギーを叩いてしま
ったのは、なんと2009年の第3ラウンドの1番ホール。それ以来287ホールをダボなしと大叩きをせずに済んでいる。

前半は全体的に進行は遅く、18番でホールアウトするまでに費やした時間は5時間40分と長い午後になった。 明日からは2人の組合わせになるのでプレーの進行はよりスムーズになるはずだ。土曜日、第3ラウンドのムービングデイ、タイガーは現地時間午後1時45分にプレーを開始する。一緒に回るのはスペインのゴンサロ・フェルナンデスカスタノ(GFC)。この2人、今年はタイガーが優勝した「アーノルド・パーマーインビテーショナル」で第3ラウンドを一緒に周り、タイガーが「66」、GFCは「68」だった。タイガーにとっては後半でまだバーディが穫れていないので この辺りが明日の課題になるだろう。明日のムービングデイはやはり後半、そしてパー5でしっかりとバーディを取ってトーナメントリーダーとの差を縮めてほしい。

アンディー和田(ゴルフチャンネル解説者/ゴルフネットワークにて欧州ツアー解説を担当)

★ラウンド データ
71(1アンダー)
前半 33(3アンダー)
後半 38(2オーバー)

・バーディ: 3ホール
・パー: 13ホール
・ボギー: 2ホール

・パー3: 通算イーブンパー
・パー4: 通算1アンダー
・パー5: 通算イーブンパー

・フェアウェイキープ率: 64.29% (14ホール中 9ホール)
・パーオン率: 55.55% (18ホール中 10ホール)
・グリーンサイドのバンカーからの1パット率 100%(2回トライ、1パット 2回)
・合計パット数: 27パット(3パットホール 1回)
・ドライビングディスタンス 2ホール平均 281.50ヤード
(計測 5番ホール 269ヤード / 5番ホール 294ヤード )

関連リンク

2013年 マスターズ



あなたにおすすめ


特集

宮本卓×GDO 旅する写心
ゴルフフォトグラファー宮本卓×GDOのスペシャルコラボコンテンツ。国内外のゴルフ写真を随時更新中!!
やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!

ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!