2013年マスターズ特集
2013年 マスターズ
期間:04/11〜04/14 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
予選カットラインが変更 44位タイから50位タイへ
2013/04/11 10:16
今季の海外メジャー初戦「マスターズ」は11日(木)から4日間、ジョージア州のオーガスタナショナルGCで行われる。開幕前日の10日(水)には恒例の主催者による公式会見が行われ、今大会から第2ラウンド終了時の予選通過ラインが44位タイから50位タイまでに引き下げられることが発表された。
マスターズは予選カットができた1957年以降、40位タイまでの選手が決勝ラウンドに進出。その後、62年に新しく「44位タイまでの選手」、および「36ホール終了時点の首位から10打差以内のプレーヤー」が予選を通過する新ルールができた。
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半世紀ぶりの変更を、ティオフ前日に発表したマスターズ委員会のチェアマン、ビリー・ペイン氏は「多くの選手に週末にプレーする機会を与えたい。世界最高の選手たちは4ラウンド戦うことを望んでいる」と説明。なお、「首位から10打差以内」のルールは今後も継続される。
また、これまでは前年度大会の16位タイまでの選手が自動的に翌年の出場権も手にしていたが、次回14年大会(対象は今年の大会)から「前年度12位タイまでの選手」に変更された。これは米国男子ツアーが今年からスケジュールを組み替えたため。10月以降の“フォールシリーズ”4試合が、2013―14年のレギュラーシーズンの序盤戦となり、優勝者にマスターズの出場権が付与されることになった影響による。
なお、「直近の全米オープン8位までの選手」のカテゴリは全英、全米プロと同様に「同4位まで」となった。
ペイン氏はこの会見で、昨年8月に初めての女性会員(コンドリーザ・ライス元国務長官、金融家のダーラ・ムーア氏)を迎えたことについても言及。「非常に良かったと思うし、すべてのメンバーに誇りを持っている。2人の女性ももちろん特別だ」と話した。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)