ニュース

米国男子の最新ゴルフニュースをお届け

今日のタイガー/コースと、そして膝の痛みとの戦いが始まった!

第108回全米オープン第1ラウンド、タイガー・ウッズは午前8時6分にティオフ。初日・2日目タイガーはフィル・ミケルソンアダム・スコットと同じ組でプレー。世界ランキングトップ3人が一緒に回るという「ドリーム3サム」は予想通り注目度ナンバーワンのグループとなっていた。気温は15度から19度前後、風は海側となる西南西の方向から吹く一日となった。

スタートホールでティショットを曲げて4オン、2パットのダブルボギーを喫してしまったタイガーは、4番、8番、9番でバーディをしっかり獲ることに成功。フロントナインはパー35という設定の中、1アンダー「34」でターン。バックナインは14番で2個目のダブルボギーを叩いてしまう。後半、ダブルボギー以外は8個のパーを重ねて2オーバーの「38」。第1ラウンドは1オーバー「72」で終了。3アンダーでトーナメントリーダーとなるケビン・ストリールマンジャスティン・ヒックスとは4打差の19位タイという位置。2日目は午後1時36分のスタートとなる。

<< 下に続く >>

緊張感が漂うスターティングホールでタイガーのドライバーショットは左の深いラフに行ってしまう。448ヤード・パー4、アゲンストの風が吹く中、2打目は無理をせずにフェアウェイに戻した後、3打目はグリーンをオーバーしてしまう。4打目はピンから3メートルに寄せることができたが、ボギーパットはカップの横を抜けていく。タイガーは「6」のダブルボギーで苦しいスタート。3番でバーディ逃しの惜しいパーとしたあと、初バーディは4番で取ることができた。3番ウッドで打ったティショットは右のバンカー。右手前に切られてあるピンまでは209ヤードという状況の中、タイガーは5番アイアンでスーパーショットを放ちピン傍につけるタップインバーディ。

難しいパー4となる6番、7番を連続1パットのパーで凌いだあと、打ち上げのパー3、8番で2個目のバーディを奪う。8番(172ヤード)は打ち上げでフォローの風。ピンの位置はバンカーを越えてフロントエッジから5ヤードという、寄せるのはとても難しいセッティングになっていた。ショートアイアンで放たれた球はピンを越えた位置から傾斜とバックスピンの影響で戻り1.5メートルの位置で止まった。この下りのパットをしっかり沈めてバーディ。

9番パー5は右からの風が吹く612ヤード。タイガーはドライバー、3番ウッドの2打でグリーン左横まで進めることができた。3打目となる下りのアプローチはうまくボールの勢いを止めて3オン1パットのバーディ。ハーフターンしてから4連続パーを重ねたタイガーにトラブルが起きたのは14番。435ヤードのパー4は初日3番目に高い平均ストローク(4.48)という難しいホール。3番ウッドでティショットを打つ選択をしたタイガーのボールは左のバンカーにつかまってしまう。右奥のピンに対し2打目はグリーンの手前にショートしてしまったタイガーは3打目もショートのミスを犯してしまい4オン2パットのダブルボギー。2つ目のダブルボギーを叩いてしまったタイガーは通算1アンダーから1オーバーにスコア落としてしまった。

通算1オーバーで迎えた最終ホールでタイガーはドライバーでスーパーショットを放ち、7番アイアンで2オンに成功。イーグルが期待される中、左の段下から奥に向かって狙う15メートルのパットは4.5メートルショート。バーディパットはカップの左を抜けていき3パットのパーとしてしまい通算1オーバーのまま初日のプレーを終了した。

マスターズ後、左膝の手術を行い約2ヶ月振りに初めて歩いて18ホールをこなすことになったタイガーは無事に初日のラウンドを終えた。ラウンドの後のインタビューでは左膝は「littlesore」(少し痛む)と語った。プレー後は膝のアイシングをして炎症を抑える薬も飲む話をしていた。最終18番のティショットは330ヤードを越えるビッグドライブだったがタイガーはボールの行方を追わずに痛みを露わにしていた。スタートホールと14番でのダブルボギーは痛かったが7番、12番、13番、15番などでは9週間のブランクを感じさせないいいパーセーブもあった。

トップと4打差は決して大きく出遅れた感じはないはず。最終ホールの3パットパーは「流れ」を大事にするタイガーにとって、もったいない終わり方だったが、明日の挽回に期待したい。2日目は午後のスタートになるためグリーンが乾き、ボールを止めるのが難しくなる。天気予報は初日と似た予報だが風が西南西の風から北西からの風に変わる予報が出ている。2日目は10番ホールスタートとなるため15番までの6ホールでスコアを落とさないようにすれば60台のスコアに繋がることができるように感じる。

★ラウンドデータ
・スコア:72(34-38)1オーバー
・バーディ:3ホール
・パー:13ホール
・ボギー:0ホール
・ダブルボギー:2ホール
・フェアウェイキープ率:42.86%(14ホール中6ホール)
・パーオン率:61.1%(18ホール中11ホール)
・合計パット数:29パット
0パットホール:0回
1パットホール:8回
2パットホール:9回
3パットホール:1回
・パーオンしたときの平均パット数:1.81
・サンドセーブ率:100%(グリーンサイドバンカーに入れた数2回、1パットセーブ2回)
・パー3:通算1アンダー
・パー4:通算3オーバー
・パー5:通算1アンダー
(解説:アンディー和田)

関連リンク



あなたにおすすめ


特集

宮本卓×GDO 旅する写心
ゴルフフォトグラファー宮本卓×GDOのスペシャルコラボコンテンツ。国内外のゴルフ写真を随時更新中!!
やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!

ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!