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羽川豊の全米オープン生レポート/タイガーは理想的なスタートを切りました!

やっぱり距離もあるし、ラフに入ると難易度は際限なく広がりますね。午後になると風も強くなるし、グリーンもさらに止まらなくなります。ファーストバウンドが予想以上に跳ねるので、それを実感した選手はグリーンエッジぎりぎりに落とすようにショットしてきますので、パーオンすることも難しくなってきますね。この傾向は日を追って増してきますので、初日にアンダーパーで回った選手は多いですが、最終的にはオーバーパーでの争いになると思います。

1月に同じコースで戦った選手たちにとっては、気温も高いですしボールも飛ぶのでラウンドしやすく感じていると思います。大きな違いは芝生ですね。目が詰まってきていますので、ラフは簡単には出せないですし、グリーンはラインを掴むのが難しくなっています。さらに全米オープン用のセッティングですので、1月にはバックスピンで攻めることも出来ましたが、今回は手前から行かないとスコアはまとまりませんね。

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タイガーは1オーバーでラウンドしましたが、ある程度理想的な展開だったと思います。最終ホールの3パットは計算違いですが、内容は満足していると思います。メジャーでの初日に良い結果を出せないことが多い選手ですが、今日のようなゴルフでコースの状態をしっかりと把握していると思います。アイアンの精度、アプローチ、そして今日のようなパッティングが最終的に生きてくると思います。

日本勢については、片山選手は我慢のゴルフを続けてきて9番のダブルボギーは精神的に辛いですよね。我慢強さで言えば、やはり今田選手の粘りは見ものですね。ほとんどチャンスのない状況で3オーバーというのは立派だと思います。

私も先週、シニアにデビューし試合という場面に復活しましたが、改めてグリーン上の大切さを感じました。1ストロークの大切さ、いかに我慢をし、決めるべきところで決められるか。今日のタイガーのパッティングを見ていると、大事なパーパットを確実に決めていましたよね。その積み重ねが大事なんですね。明日以降はさらにスコアに動きが出てくると思いますので、選手の1打1打を注目してみていきます。

羽川 豊 Yutaka Hagawa
セントラルスポーツ所属。栃木県出身。専修大学時代に朝日杯全日本学生選手権4連覇。ツアー通算5勝。1982年「マスターズ」15位タイなど。現在は自身のゴルフサロン「HAGAWA YUTAKA GOLF SALON」でレッスンを行っている。全米オープンには毎年テレビ朝日のレポーターとして現地入りをしてきたが、今回は日本で中継に携わる。タイガー・ウッズや上位選手の詳細情報はテレビでもお楽しみください!

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