クレイグ・パリーがアメリカ初優勝を飾った!
2002年WGC第2弾「NEC招待」最終日
最終日の首位は2人のオージー(豪州)プレーヤー、クレイグ・パリーとロバート・アレンビーが10アンダー。そして、そのすぐ後ろから4連覇をかけて、タイガーが追うという形になっていた。
まずはパリーが2番からの3連続バーディで快進撃。出だし4ホールで一気に3打差のリードを奪った。しかし、最終日のタイガーチャージを誰もが期待している通りに、タイガーは4、5番で連続してバーディを奪い10アンダーと追随。さらに、ロバート・アレンビーも6番でバーディを奪い、パリーの独走阻止に出る。その後タイガーは8番で痛いミス。フェアウェイバンカーから残り218ヤードの2打目を、グリーン左の林に入れてしまいボギー。その間パリーはさらに9番でバーディを奪い、再びリードを3打に広げてバックナインへ進んだ。
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バックナインに入ったアレンビーは、10番でティショットを大きく左へ外してしまい、林の中。2打目は出すだけとなり、このホールでダブルボギー。パリーを脅かす存在ではなくなった。タイガーも最後のチャージをかけようと懸命に攻めるが、パットの調子がいまひとつ。バックナインではバーディが2つしか稼げず、結果(68)でホールアウトした。
PGAツアーで優勝経験のないクレイグ・パリーが14番でダメ押しのバーディを奪い15アンダー。残り4ホールで2位以下に4打差をつける余裕な展開。最後は1メートル以内のウィニングバーディパットを笑顔で決めて、PGAツアー初優勝を飾った。
◇最終結果
優勝(-16):クレイグ・パリー(65)
2位タイ(-12):ロバート・アレンビー(69)、フレッド・ファンク(68)
4位(-11):タイガー・ウッズ(68)
5位(-10):ジャスティン・ローズ(68)
6位タイ(-9):リッチ・ビーム(67)、ジム・フューリック(70)
※名前後ろの( )内は、最終日のスコア