ニュース

米国男子WGC NECインビテーショナルの最新ゴルフニュースをお届け

クレイグ・パリーがアメリカ初優勝を飾った!

大混戦が予想された最終日は、あっという間にクレイグ・パリーの独走体制になった。2番、3番、4番と3連続バーディでリードしたパリーは、昨日に引き続きノーボギーの安定したプレーぶりを終始維持。9番でもバーディを奪って前半を31で折り返すと、後半も14番でバーディ。この時点でトータルスコアを15アンダーまで伸ばし、2位以下を5打差で大きく引き離した。最終ホールはパー5。パリーの第2打はピンに向かって飛んでいき、グリーンをとらえた。12メートルのイーグルパットを60センチへ寄せ、ウイニングパットを沈めてバーディ。パリーは笑顔を浮かべながら右手を突き出し、ガッツポーズを取った。ウイニングスコアは今日6アンダー65、トータル16アンダー。2位に4打差をつけての圧勝だ。

「長かった。ずっと(アメリカでの)勝利へのドアをノックし続けて、10年、いや12年?アメリカツアーで勝つことは、私にとってすべてを意味していたんだ。6月の試合を最後に、ずっと賞金を稼げなかった。連続6回予選落ち。いいプレーをしているはずなのに予選が通れず、ボギーを叩くことにフラストレーションがたまっていたんだ。今日、18番ホールで(第2打が)グリーンをとらえたとき、僕は勝利を確信したよ」。

36歳になるパリーは、1985年にプロ転向して以来、オーストラレイジアンツアーで12勝、欧州ツアーで4勝、日本ツアーで2勝(89年ブリヂストン阿蘇、97年日本オープン)、アジアンツアーで1勝。世界各国でこれまで通算19勝を挙げてきたが、今回の優勝はアメリカにおける初優勝。そしてキャリア通算20勝目に当たる。米PGAツアーには92年から参戦。パリーは米ツアーにおける今年の11人目の初優勝者となった。

パリーとともに最終組でプレーしたのは、パリーと同じオーストラリア出身のロバート・アレンビーと先週の全米プロでも4位タイと好調だったフレッド・ファンク。2人は18番ホールのバーディパットを沈めたことで、3位タイから2位タイへ順位を上げてフィニッシュした。2日目にコースレコードを更新したものの、3日目はイーブンパーにとどまったアレンビーの最終ラウンドは、バーディとボギーが交互に出るという流れで始まった。しかし、12番でティショットを左に曲げ、3オン3パットでダブルボギー。優勝の望みは薄くなったが、次ホールではバーディ。15番からは4連続バーディで再びリーダーボードを駆け上り、タイガー・ウッズを1打上回る12アンダーで2位タイの座を確保した。ファンクは6バーディ、3ボギーで通算12アンダー。ファンクは飛距離があまり出ず、持ち前の正確なショットもやや乱れ気味だったが、それをカバーするに足る寄せとパットで2位タイの好位置を得た。

大会4連覇を狙うはずだったタイガー・ウッズだが、最終日の猛チャージは残念ながら見られなかった。4番ホール、5番ホールを連続バーディとしたタイガー。そのまま波に乗ってほしいところだったが、8番ホールではボギー。後半も2バーディにとどまり、今日3アンダー68、トータル11アンダーで単独4位に終わった。「今日はコースコンディションがこれまでの3日間とはまったく変わっていた。昨夜、水を撒いたんだね。フェアウエイはよく転がるし、グリーンは固く速くなっていた。パリーは信じられないほどの好プレーだった。ニュージーランド(今年1月のニュージーランドオープン)以来、彼は勝っていなかったけど、このコンディションの中でのボギーフリーラウンドは感動的だ」。

単独5位は22歳のジャスティン・ローズ。先週、全米プロで優勝したリッチ・ビームは初日に74を叩いたが、2日目、3日目、最終日はすべて67の好スコアをマークし、ジム・フューリックと並ぶ6位タイでフィニッシュした。

初日に伊沢利光が首位タイに立ち、日本勢には期待が集まっていたが、最終成績は平凡なものに終わった。伊沢は今日2バーディ、2ボギーのイーブンパー。トータル2アンダーで24位タイ。「ラインが全然読めなかった。でも、これぐらいの傾斜のグリーンでいいパッティングができるようになってきたし、全体的には(自分のゴルフが)いい方向に向いています」。

3日目に21位タイまで順位を上げた丸山茂樹の最終日は、2バーディを取ったもののボギーは5つと振るわず、今日3オーバー74、トータルイーブンパーで36位タイに終わった。「(パットが入らず)グリーン上でため息ばかり。次へ引きずるよね。2回に1回ぐらいでも(パットが)入ってくれれば、ショットもよくなるんだろうけど‥‥やっぱり、人間には一定期間に活躍できる量が決まっているんですかね」

佐藤信人は待望のアンダーパーラウンドを最後に実現した。今日は3バーディ、2ボギーで1アンダー70、トータル9オーバー65位タイ。「(自分の)力のなさ、気の弱さを感じました。海外に来ると、どうしてだか難しいと感じてしまう。やっぱり連戦して慣れることが必要なんだろうと思いましたね」と語った佐藤は、今秋の米ツアーQスクールに挑戦する予定だそうだ。

レポート&写真:BEYONDSHIP

関連リンク

2002年 WGC NECインビテーショナル




特集

2018フェデックスカッププレーオフ 1000万ドルは誰の手に!?
1000万ドルのボーナスをかけたプレーオフの仕組みと歴史を分かりやすく解説。松山英樹と小平智の現在地も!
HIGHLIGHT 永野竜太郎
プロゴルファーの躍動感溢れる身体と、プレー中とは異なる表情を、光と影のシンプルな世界観で表現したフォトギャラリー「HIGHLIGHT」。

今週の特集記事  【ブルーダー】 ~もっと自分らしいゴルフ&ライフスタイルを~