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「HPクラシック・オブ・ニューオリンズ」最終日

首位でスタートしたスコット・バープランクは2番バーディ、3番をバンカーからのチップインバーディと好調な出だしで一時はリードを5打と広げた。しかし7番8番での連続ボギーから雲行きが怪しくなってきた。一方で首位に7打差でスタートしたスティーブ・フレッシュが猛チャージ。前半ハーフを5アンダーで折り返し、さらに11番でもバーディを決めついに1打差。そのフレッシュは17番で首位タイに並ぶバーディチャンスを得るが、長いパットはカップの淵を舐めて入らず。首位に1打差の21アンダーで先にホールアウトした。

もうひとり優勝争いに浮上したのがボブ・エステス。首位に2打差の20アンダーで迎えた16番パー4の2打目をピン奥30センチに運びバーディ。こちらも1打差に迫った。追われるバープランクは同じ16番でトラブル。グリーンエッジ外のラフからチップインを決めなければパーセーブできないという場面でボールはカップ淵を触りつつも通過。これですでホールアウトしたフレッシュを含めて三つ巴の首位タイとなる。

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バープランクは17番で再びトラブルに見舞われるが、見事な長いパーパットを沈めてチャンスをつなぐ。しかし最終18番、フェアウェイバンカーからのグリーンへの攻めは観客席に突き刺さるほど大きくオーバー。このショットですべて水の泡。結果ダブルボギーで19アンダーに後退してしまった。

ボブ・エステスも18番でグリーンサイドバンカーにつかまりピンチだったが、見事なショットでパーセーブ。試合はスティーブ・フレッシュとボブ・エステスのプレイオフにもつれこんだ。そしてプレイオフ最初のホールの舞台は18番ホール。この4日間、18番で2度のバーディを奪っているフレッシュは、15メートル以上のバーディパットを沈めてしまう。グリーン上で飛び跳ねながらガッツポーズを決めるフレッシュ。ボブ・エステスも思わず苦笑いしてしまう。そのエステスはフレッシュとほぼ同じ距離のバーディパットに挑戦するが、及ばず。スティーブ・フレッシュが記念すべき174参戦目にしてついに初優勝を飾った。

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