石川遼は米下部ツアーの来季出場権確保に前進 PGAツアー昇格へのポイントはパッティングか

2026年 石川遼
後半戦に突入した米下部ツアー。1年目のシーズンを戦う石川遼の現在地は

◇米男子下部コーンフェリーツアー◇OccuNetクラシック 最終日(14日)◇タスコサGC ラ・パロマコース(テキサス州)◇7091yd(パー70)

石川遼は今季最高の3位に入ったことで、米下部コーンフェリーツアー(KFT)の来季出場権の保持に近づいた。年間ポイントランキングで17ランクアップの30位に浮上。KFTは年間ポイントランキングで上位60位が翌シーズンの出場資格を得る。

4月の「クラブカー選手権」以来、2回目のトップ10入りで出場13試合のポイントを423.4ptに積み上げた。昨年まで直近3年の60位は平均で約481pt。2025年はベン・テイラー(イングランド)が504.379pt、24年ネルソン・レデスマ(アルゼンチン)が442pt、23年サム・サウンダースが498ptだった。現在ランク63位の杉浦悠太は212.922pt、150位の大西魁斗は50.663ptとなっている。

昨年(26年の出場資格)まで上位75人に設定されていたボーダーラインが今季から引き上げられた。10月のシーズン最終戦「コーンフェリーツアー選手権」(バージニア州フェデラルクラブ)は来季の職場を確保したランキング上位60人が出場する。なお、各大会で優勝した選手は複数年シードを得る。

最大の目標はKFTにとどまることではなく、ポイントランク上位20人に付与される来季のPGAツアー出場権獲得だ。昨年20位だったポントゥス・ナイホルムは1030.509pt。24年のジャクソン・スーバーは1019pt、23年マック・マイスナーは935ptと、日本勢3人の前にはまだ詰めるべき差がある。

石川は今季ここまで13試合中9試合で決勝ラウンドに進み4日間を戦った。主要スタッツでは76.14%のパーオン率がツアーで3位と光る。平均スコアは「69.41」で23位、1ラウンドあたりのバーディ数4.18は25位。ボギー以上を喫する可能性は12.75%で10位と、数字上は安定感がある。

苦労しているのはグリーン上でのプレー。パーオン成功ホールの平均パットは1.781と全体71位に沈む。

KFTが公式ホームページ等で展開する各選手の位置情報システム「ショットリンク」は現段階で、精度がPGAツアーに劣る。前週最終日の石川の後半10番は3フィート8インチ(約93cm)と計測・表示されたが、実際には3m。17フィート6インチ(約5.3m)とされた17番のイーグルパットは8mあるなど、パットの距離が短く表示されるケースがある。一定の距離と、そこにかかったパット数で算出するストローク・ゲインド・パッティングの「-0.244」(103位)は“参考値”に過ぎなくとも、1ラウンドあたりの合計パット数30.18は117位、3パットが出る確率は4.17%で93位と軒並み下位に甘んじる。シーズン後半戦にかけてさらに磨きをかけるべきポイントとなりそうだ。

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