プロアマ戦は午後5時半から 石川遼が語る米下部ツアーの今「これも楽しい」
◇米国男子下部◇クラブカー選手権 事前情報(25日)◇ランディングゴルフ&アスレチッククラブ (ジョージア州)◇7185yd(パー72)
開幕前日のプロアマ戦のスタートティに立ったのは午後5時半近かった。後ろにはあと1組しかいない。ゲストとの9ホールのプレーを終え、同8時頃にコースから帰路に就く。あすの初日に向けて準備を整えたいところだが、「いつもだいたいこの時間帯。自分のプライオリティでは午後組、後半になる」。石川遼が今、置かれている立場だ。
昨年末の米ツアー最終予選会を突破し、今季の下部コーンフェリーツアーの出場権を獲得した。通過順位は34位タイで「トップ40」のボーダーラインぎりぎり。出場資格の優先順位は各大会のフィールドで低い方で、プレーする時間がメインの選手たちよりも数時間早かったり、遅かったりすることが珍しくない。
日本ツアーでは長いあいだ主役であっても、海を渡ればPGAツアーへの昇格を狙う選手のひとり。石川自身がそれを一番に理解しており、もう夜が近そうなラウンドも「全然、何とも思わない。逆に午前中に休んでトレーニングもできるので」と意に介していない。むしろ、「2試合目まではプロアマに入れなくて。3試合目から入れて結構、うれしかったというか。新鮮な気持ちで、これはこれで楽しい」と現状を前向きに受け止めている。
1月からバハマ、中南米へと渡り、自身6試合目でようやく米国本土の試合を迎える。初めて訪れた土地でも「慣れないこともあるんですけど、ツアーの運営が素晴らしくて、コーンフェリーツアーでも(会場での)導線だったり、シャトルバスなどの交通手段を整えてくれている」と環境面で不満に思うことはほとんどなかった。
今季の最高位は直近の「アスタラ チリクラシック」での26位で、年間ポイントランキングは103位と芳しくない。巻き返したい今大会の会場はフラットで、ドッグレッグ形状も多い18ホール。「ファイナルQT(最終予選会)でプレーした、フロリダの2つのコースに芝もよく似ている。ラフもそんなに長くないが、グリーンにアンジュレーションがあって速い。あとは風次第でスコアがどうなるか」。今週もまっさらな気持ちで今と向き合う。(ジョージア州サバンナ/桂川洋一)