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「両極端」なロイヤル・トゥルーンを制した者が勝つ!

昨年の「全英オープン」上位5名にはタイガー・ウッズデービス・ラブIIIビジェイ・シントーマス・ビヨーンと名だたる顔ぶれが揃ったが、優勝したのは無名のベン・カーティスだった。あれから一年、様々な想いを胸に世界の一流選手がロイヤル・トゥルーンに集結している。

フィル・ミケルソンは今季のメジャー戦略で「コースにあったプレー」を構築していて、月曜日は73年ロイヤル・トゥルーンで「全英オープン」を制したトム・ワイスコフと練習ラウンドを周りアドバイスを得た。ロイヤル・トゥルーンは「全英オープン」開催コースの中でも、最長と最短ホールが両極端なユニークなつくり。6番は600ヤード以上、8番は123ヤードとなっている。

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ジャスティン・レナード(97年トゥルーン開催「全英オープン」覇者)
「あの8番がバックナインにあったらあまり問題にならない。でも8番というポジションが効くんだ。通常であれば、前の7ホールはダウンウィンドでのプレー。しかし8番はいきなり向かい風に向かって小さなグリーンへの打ち下ろしとなる。そして周囲はトラブルの罠ばかりというセッティング。ホールそのものの難易度というよりも8番にある流れが選手を悩ませるんだよ」

マーク・カルカベッキア(89年トゥルーン開催「全英オープン」覇者)
「風の要因を考えれば午前スタートが有利。でもいずれにせよ、出だしでスコアを伸ばさなければダメだ。出だし6ホールでパー5が2つある。また間のパー4も攻められる。6番を終わった時点で選手の中に5アンダーとかいても驚かないよ。8番はなんとかパーで切り抜けるように努力して、9番はバーディ可能なホールだ。しかし10番ティについた途端、地獄が待ってる。10番、11番は厳しい。12番は何とかなるが、13番からの6ホールは辛抱のホールだよ」

気になる世界No.1の動向だが、タイガーは日曜日に独りで練習ラウンド。初日は午後スタート、2日目は早朝スタートとなっている。

その他の動きでは、スティーブ・エルキントンがフレッド・ファンクフレッド・カプルストム・ワトソンに次いで出場辞退。代わりにジミー・グリーンが繰り上げの参戦となる。 また、ロイヤル・トゥルーンで開催された過去5回の「全英オープン」優勝者は全てアメリカ出身選手(62年アーノルド・パーマー、73年ワイスコフ、82年ワトソン、89年カルカベッキア、97年レナード)。

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