ルーク・ドナルド バイオグラフィー/英国で育ち米国へ渡った“ハーフ・スコティッシュ”
T.フジカワら「ソニー・オープン」ヒーローインタビュー!
今大会が始まる前は、先週43歳にしてツアー30勝目を上げたビジェイ・シンが大きな話題を集めました。選手生命が段々長くなる最近のゴルフ界ですが、今回は42歳のポール・ゴイドスが11年ぶりの優勝でキャリア2勝目を飾りました。
ポール・ゴイドス
「初優勝以来随分時間が掛かりましたが、また優勝できて嬉しいです。今日、トップの選手たちは良いスタートを切り、逆に私は出だしで躓きましたから正直言って逆転できたのは驚きです。15番位だったでしょうか、リーダーボードを見たら、私がトップに立っていたので本当かと目を疑いましたね。でも今日は我慢のプレーができたと思います。それもやはり苦労した去年のシーズンや、11年前のベイヒルでの優勝から学んだ辛抱強さが、今日の結果に結びついたんだと思います。」
記者
「確か先シーズンの終わりはシード確保も危ぶまれていましたよね。」
ポール・ゴイドス
「そうですね。あれから10週間ですが優勝までできて随分状況が変わりました。やはり悪い事もあれば良い事も必ずあるので、後はいい時期を出来るだけ長く保つ様にする事ですね。」
一方、9ホールを残して2ストロークのリードを得ていたチャールズ・ハウエルIIIでしたが、4年半前の優勝以来今回で7回目のとなる2位フィニッシュ。中でも今回は特にショックも大きいようです。
チャールズ・ハウエルIII
「とても残念です。9番でイーグルを取り15アンダーにした時点では、凄く良い試合展開だったんです。でも本来簡単なサイドのバックナインで思ったようなプレーが出来ませんでした。特にドライバーの方向性、そしてショートゲームには苦しみました。」
記者
「18番であれが入ればプレーオフでしたが惜しかったですね。」
ルーク・ドナルド
「チップインを狙いましたがやっぱりちょっと強すぎましたね。バックナインでドライバーは良かったんですが、アイアンが思った様に打てずピンに寄せる事が出来ませんでした。その上時々中途半端な距離が残ったりして上手く歯車が合いませんでしたね。」
今週はゴイドスが優勝、ハウエルも惜しいところまで行きましたが、でもやはり主役といえばタッド・フジカワでした。ここで一言、今週のフジカワはビジェイ・シンを含めて一番練習熱心だったと言っておきましょう。第3ラウンドを終えた後、報道陣も7時過ぎに帰路に着いたんですが、フジカワが練習しているのを発見しました。すでに陽も落ちて辺りは暗かったんですが、黙々とパットの練習を繰り返していました。本人に話を聞くと最終日は世界ランキング2位のジム・フューリックとのラウンドなのでしっかり準備しておきたかったと言っていました。
記者
「ソニー・オープンの最終日、今日は世界ランキング2位のジム・フューリックとのラウンドでしたね。」
タッド・フジカワ
「凄く嬉しかったです。今週はすでに沢山の選手とプレーを楽しみましたが、最後にフューリックとのラウンドなんて夢のようでした。今日はプレッシャーが無かったので思う存分楽しもうと思いました。」
記者
「これまで同様、今日も最終ホールのグリーンに上がる時は凄い歓声でしたね。」
タッド・フジカワ
「ここ4日間、沢山の人に応援してもらえて本当に嬉しかったです。悪いショットを打った時でも、みんなは凄く励ましてくれて気分的な支えにもなりましたね。今週はミスショットを打ったときも沢山の人が応援してくれたお陰であまり気になりませんでした。」
記者
「最後に今週の感想を聞かせてください。」
タッド・フジカワ
「まだはっきりとは分からないんですが、とにかく夢のような1週間でした。」
最終日もタッドを一目見ようと沢山のギャラリーが訪れ彼のプレーするホールではティーグランドからグリーンまでギャラリーがびっしり詰まった状態でした。