特別推薦で出場が決まったフィル・ミケルソン ※写真は2019年「BMW選手権」最終日

全米ゴルフ協会（USGA）は14日、フィル・ミケルソンが6月17日（木）開幕の男子メジャー「全米オープン」（カリフォルニア州トーリーパインズGC）に特別推薦で出場することを発表した。

大会の出場資格は直近5年のメジャー優勝者などに与えられるほか、5月23日または6月7日時点での世界ランク上位60位や、米国、カナダ、日本で行われる地区予選を突破した選手らに付与される。ミケルソンのランキングは現在116位で、それらの結果を待つ前にUSGAの推薦を受けた。

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ミケルソンはメジャー通算5勝。「マスターズ」（2004、06、10年）、「全米プロ」（05年）、「全英オープン」（13年）でそれぞれ優勝し、キャリアグランドスラムへは「全米オープン」のタイトルだけが足りない。母国のナショナルオープンは過去29回の出場でトップ10が10回、うち2位が6回と惜敗が重なっている。

キャリアの功績を讃えられ、出場に至ったミケルソンは「全米オープンで勝つことは生涯追い続けている夢。何度も惜しいところまでいった。出場しなければ勝つことはできない。USGAが出場チャンスをくれたことを誇らしく思う。自分が育った地元のゴルフ場でプレーすることを楽しみにしている」とコメント。開幕前日の16日に51歳の誕生日を迎え、地元サンディエゴの名物コースで勝機をうかがう。