「このままじゃ、つぶれて終わる」渋野日向子はシード落ちから“変革”のオフ
GDO編集部が選ぶ2023年の10大ニュース<海外女子編>
5位:ツアールーキー西村優菜が24年シーズンのフルシード獲得
23年シーズンから米ツアーに本格参戦した西村優菜が、シーズン終盤の10月「ウォルマート NW アーカンソー選手権」で自己最高の3位に入るなどの活躍を見せ、最終的な年間ポイントランキング(レース・トゥ・ザCMEグローブ)で48位。24年シーズンのフルシードを獲得した。
22年末の最終予選会(Qスクール)を24位で通過し、限定的な出場権を持って臨んだ一年。ウエーティングからの出場機会を手にするため会場での現地待機を行いながら、2回のリシャッフル(出場優先順位の入れ替え)も突破したツアールーキーで来季シードをつかみ取った。
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4位:西村優菜がルーキーイヤーでシーズン最終戦「ツアー選手権」出場
年間ポイントランキングの上位60人が出場できるシーズン最終戦の「CMEグループ ツアー選手権」に西村優菜が出場。今季、最終戦に出場したツアールーキーは31人中、西村を含めて6人だけだった。
3位:西郷真央と吉田優利が来季の米ツアー出場権獲得 馬場咲希は逃す
24年シーズンの米ツアー出場権をかけた12月の最終予選会「Qシリーズ」に西郷真央、吉田優利、馬場咲希が出場。2位に入った西郷真央、7位の吉田優利が来季出場権を手にした。馬場咲希は62位に沈みツアーメンバー入りを逃した。
予選会は6日間108ホールのストロークプレーで争われ、通算8アンダー45位タイまでの50人が来季メンバーシップを獲得した。トップ通過したロビン・チェ(オーストラリア)や西郷、吉田ら上位20位タイまでの22人が出場資格の優先順位が高い「カテゴリー14」に入った。
2位:稲見萌寧が「TOTO」で米ツアー初優勝 来季は主戦場を米国に
日米ツアー共催の11月「TOTOジャパンクラシック」で、稲見萌寧が1打差3位で臨んだ最終日に「69」で回り、首位スタートの畑岡奈紗と桑木志帆を逆転。米ツアー初優勝を、1年3カ月ぶりの国内ツアー通算13勝目で飾った。
勝利から4日後には、優勝で得た24年シーズンの米ツアー出場資格を行使することを宣言。来季は主戦場を米国に移し、新たなステージでの挑戦が始まる。
1位:渋野日向子が米ツアー参戦2年目でシード喪失
11月の「ゲインブリッジ at ペリカン」を年間ポイントランキング81位で迎えた渋野日向子は大会を61位で終え、ポイントランク83位に後退。24年シーズンのフルシードが与えられる80位までに入れず、米ツアー参戦2年目でシードを喪失した。
渋野を含むポイントランク81位から100位までは“準シード”の「カテゴリー11」となり、最終予選会の上位20人が入る「カテゴリー14」より上位の資格を持って来季に臨む。