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プレーヤーズラウンジ

<いざ、眠りの世界へ。異色プロが結んだ新たな契約先は>

スポンサー契約は、プロスポーツ選手の生活の要といってもよく、何の保障もない世界を生きる選手たちには本当に、感謝してもしたりない。とても足を向けて眠れない存在である。

それでもあえて、眠ってしまうプロがいた。今年は開幕戦の東建ホームメイトカップで、プロ20年目にして悲願のツアー初優勝を飾った塚田好宣である。いや、もちろん足こそ向けないが、このほど「寝ること」がまさに恩返しになるスポンサーのサポートを、受けることになったのである。

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先週の大会から、正式に契約を結んだのは「眠りの駅」。誰もが興味を引くユニークな企業名は文字どおり、枕やベッドなど寝具を扱い、心地よい眠りのために、とことん研究を尽くす沖縄発の「快眠ショップ」である。

知人の紹介を受けて、先週からウェアにそのロゴマークをつけて戦うことになった。

同時に、契約記念としてマイ枕のプレゼントをもらった。数十種類の枕を扱うという同社は、カスタムメイドも展開しており、その人に合った極上の一品を提供してくれるという。さっそく、先週はいただいたマイ枕をスーツケースに詰め込んで来た。

快眠の影響か・・・?! 塚田は毎日、スタートの30分前にしかコースに来ない。彼の行動パターンをよく知るスタッフに聞いてみたところ、「いや・・・30分前でもまだ来ない日がある。塚田さんは、朝ご飯もコースで食べない。スタート前の練習もほとんどしない。来てすぐスタートしていくんです。そのルーティンをここ数年、変わりません。ある意味、究極のプロゴルファーですね」と、そこは枕のせいではなかった。

いつもギリギリにコースに来る理由についてはきっと、並々ならぬこだわりがあるはずで、そのうちまた改めて真意を聞いてみたいと思う。

クラブ片手に世界中を旅して歩く。自称「ゴルフトラベラー」。東海大を1年で中退してアメリカに渡り、親友の佐藤信人のつてを頼ってニューメキシコの陸陣士官学校へ。卒業してルイジアナ大に進むも、また中退して豪州でプロゴルファーになった。稼ぎ場を求めていまも各国を飛び回る。とりわけアジア圏がお気に入りで、第二の故郷と称してタイ語も器用に操る。異色プロと呼ばれるゆえんである。

各地を飛び回る生活。時差を超え、どこの国へ行っても結果を残していくために、心地よい眠りを確保できる最強のスポンサーと手を結んだ。これからツアー後半戦。ツアー2勝目でさっそく快眠効果を出してみたい。

提供

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