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<石川遼が記念の1000個目を達成>

石川遼が、先週のツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の2日目は3番ホールで、プロ入りから通算1000バーディ目(イーグルを含む)を数え、「それはほんと、メディアのみなさんに感謝したいと思います」。というのも、どの選手にもそういう節目はあるとは思うのだが、たいていは本人も知らないうちに、過ぎてしまう。だが、いまや日本中の注目を集める19歳についてはメディアのみなさんが、あらゆる手を尽くして話題になるような材料を掘り出し、丹念に調べ上げて、示してくれる。

「自分では、数えていないので」と笑みを深くして、「この3年間で1000個を越えるバーディを取ったのか、と思うとものすごい積み重ねだな、と改めて思います」。どんなに難コースでも、・・・それが国内最高峰の日本オープンや、もっといえば世界メジャーでもあっても、「全ホールでバーディを狙う」と日頃から言ってはばからず、またどんな苦難にあってもその姿勢だけは絶対に崩さないだけに、感慨はひとしおだ。

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「バーディは薬」とはよく言われる。石川もそのセリフを引用しながら「それまでは体調が悪かったのに、バーディを取ったら急に良くなるとかはありますけれど、バーディの魅力ってそれだけじゃない」。

石川が取り憑かれたのは、中2のころだったという。それまでは、あまり飛距離も出ず、セカンドもグリーンに届かず、コーチで父の勝美さんには「遼、パーでいいんだぞ」と言われ続けてきた。しかし、身長が伸びて、グリーンにも届くようになって、「プレースタイルが変わった」という。バーディへの思い入れも変わった。毎ホールでバーディを取る、という姿勢はこのころから貫かれている。

1000個目は、ツアー通算68試合目だった。そして同日は、通算241ラウンド目に実に計9個のバーディを奪い、1008個に到達。単純計算で、1ラウンドにつき約4個のバーディを取ったことになり、本人が目標にしている「1日4つのバーディ」を、見事に実現していることになる。ちなみに、他の主な選手では、片山晋呉が1000個目を達成したのは88試合目、丸山茂樹が94、伊澤利光が104、谷口徹は131試合目に記録している。

プロ3年目を迎えた今は、アイアンで刻む場面も増えたとはいえ、ドライバーで出来るだけ近くまで運んでショートアイアンでチャンスにつける、というスタイルは相変わらずで、今季初優勝をあげた4月の中日クラウンズで、ギネス記録の58を出した最終日のゴルフがその最たる例だと、本人も言っている。

いまや、常識の範疇をはるかに超える19歳の快進撃。これからまたどんな新たな伝説で、我々を驚かせてくれるのだろう。

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