暫定ランクは「見ても見なくても変わらん」 渋野日向子は痛恨ダボから3連続バーディ
◇米国女子◇メイバンク選手権 3日目(31日)◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6536yd(パー72)
3日連続のダブルボギーが後半2番で出た。2打目をピンに近いサイドのバンカーに入れ、脱出に2打を要して4オン2パット。「きょうは全然“目玉”からじゃなかったのに…」。渋野日向子のムービングデーの反撃はそこから始まった。
続く3番(パー5)はこの日、多くの選手にとって2オンが可能な距離のチャンスホールだった。1Wを右サイドのフェアウェイバンカーに突っ込んでも気落ちしない。レイアップの後の3打目をピン手前1mにつけてバウンスバック。続く4番(パー3)はグリーン左サイドからストレートに近い5mを流し込んだ。
3連続バーディとなった5番(パー5)ではちょっとしたハプニングがあった。UTで池の手前に刻んだ2打目の直前、アドレス時に動いたように感じたボールを元に戻したという。サードショットを手前1.2mにつけた後、同伴競技者から「一応、聞いておいた方がいい」と声をかけられ、競技委員に無罰での処理となることを確認。「(5番を)ホールアウトする前がいいと思って」と5分ほどやり取りした後、カップ右からパットを沈めた。
6番で右サイドからの2打目がグリーンに大きく届かず、ボギーをたたいた。この日、パーオンに成功したのは18ホールで10回だけ。「ショットがきょうは良くなかった。でもよく耐えたと思います」と「70」でまとめたスコアカードを振り返る。
前日までの2日間で、打ち上げのセカンドショットが左右のバンカーに吸い込まれた最終9番の一打は自信になる。残り183yd、左足下がり&つま先下がりのライから4UTでピン左5mをとらえた。「最後、(バーディパットが)入ってほしかったですね」と苦笑した。
現在97位の年間ポイントランキング(レース・トゥ・CMEグローブ)を上げ、来季の優先順位がより高い出場資格「カテゴリー1」を目指す身分。トップ80のボーダーラインを越えるためには少ない残り試合で好成績を出すしかない。3日目終了時点の暫定順位は95位。毎ホールごとに更新される数字は“ことし”は無関心でいる。「去年はちょこちょこ見てましたね。でも、見ても見なくてもやることは変わらんかと思って。とりあえず、目の前のことに集中しています」と地に足をつけてプレーする。
通算3アンダー47位で迎える最終日はさらにアンダーパーを積み重ねたい。「スコアが地道にしか出なくて、もったいないのがすごく多い。でも、すごく前向きに捉えて良い内容が多い」。次週の日本開催「TOTOジャパンクラシック」(茨城・太平洋クラブ美野里コース)に勢いをつける18ホールにする。(マレーシア・クアラルンプール/桂川洋一)