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プロトップ合格から2試合目 永井花奈が1差6位で最終日へ

国内女子ツアー「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」の2日目を9位から出た永井花奈が、5バーディ、1ボギーの「68」として通算7アンダーの6位タイに浮上。今年8月のプロテストをトップ合格した19歳が、首位と1打差で最終日を迎える。

永井は高校在学中の今年1月にプロ転向を宣言。プロテストを1位で通過した特典により、以降のレギュラーツアー14試合の出場権を獲得した。その初戦となった前週の「meijiカップ」では予選通過を果たし43位でフィニッシュ。テスト後から2試合目で優勝争いに加わり、早くも大きな存在感を示している。

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プロテスト前まではショットの不調に陥っていたが、終わってみれば本人もまさかのトップ通過。「なぜだか分からないけどショットが良くなって。あれが自信になった」と、今週もショットの状態は日に日に上向いている。この日決めた5バーディは、すべて4m圏内につけてのもの。「この流れで行ければ、すごく良いと思う」と、最終日に向けて不安はない。

とはいえ、初優勝については「いやあ、それは無理かなあ…」と歯切れは悪い。「まだチャンスだとは思っていないし、最後の3ホールくらいで行けるかな、と思ったら考えたい」と謙虚な言葉が続いた。それよりも、頭にあるのは来季シードへの前進。「順位に囚われたくないけれど、そういう意味では1打が大事になる。悔いのないようにしたい」と力を込めた。

プロテストのトップ合格者には、合格年のツアー残り試合の出場権が与えられている(1991年以降)。この権利に基づいて出場した試合で優勝した選手は過去におらず、永井が勝利すれば史上初となる。なお、同条件で翌年のシード権を手にしたのは、98年合格のハン・ヒーウォン(賞金31位)と2001年のウェイ・ユンジェ(賞金48位)、07年の服部真夕(賞金43位)の3人がいる。(長野県軽井沢町/塚田達也)

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