宮里藍、美香が参戦!注目のアマチュアも出場
2014年 富士通レディース
期間:10/17〜10/19 場所:東急セブンハンドレッドC(千葉)
宮里美香 久々の日本滞在2カ月に戸惑いも
ディフェンディングチャンピオとして出場した2週間前の「日本女子オープンゴルフ選手権競技」を21位で終えた宮里美香が、一週間のオフを経た今週は「富士通レディース」に出場する。
「初日、2日目といい感じだったが、決勝ラウンドでスコアを落としてしまった」。連覇を逃した「日本女子オープン」への率直な気持ちを吐露する一方で、「今週は今週で、新たな気持ちで臨めたらいいかなと思っています」と、引きずることはなく今大会を迎える。
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気持ちを切り替えられる1つの要因として挙げるのが、今週の舞台が初めてラウンドするコースであることだ。「綺麗なコースですよね。フェアウェイはアンジュレーションがしっかりあって、攻めたいポイントとも絞られているし、ティショットがすごく大事だと思います」。新鮮な気持ちでコース入りでき、練習ラウンドの時点で良いイメージも掴めたという。
「日本でプレーする限りは自分の力をしっかり発揮して、皆さんにいいプレーで見せたいという気持ちが強いです」。そう意気込む宮里だが、1つだけ不安要素もある。
「プロになってから、ここまで長く日本にいたことがないんです。自分で大丈夫かなと思ぐらい、なんか変な感じがします」。
米ツアーで戦う宮里にとって、普段の生活の中で長距離の移動はつきもの。しかし、日本にいると、飛行機でも移動時間が少ないことに戸惑いがあるという。今週終了後も日本に滞在し、今月31日開幕の「樋口久子 森永レディス」にも出場を予定。約2カ月に渡る日本滞在が、精神的に緩んでしまうのではないかという不安を覚えるというのだ。「楽をしすぎていると思う。私は、もう少し厳しい状況に置かれたほうがいいと思う」。
そんな不安も、結果がすべてを払拭してくれるはず。同じく海外を舞台に活躍する同い年のプロテニスプレーヤー、錦織圭選手からも刺激をもらった。「向こうのアカデミーでも一緒にやってきたので、彼の活躍は嬉しい反面、悔しさもあります」。戦うフィールドこそ異なるが、結果を出している友人の活躍を刺激に頂点だけを見据える。(千葉県千葉市/本橋英治)