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「勝ったんだよね?」酒井美紀、戸惑いの初優勝

2014/06/29 18:55

千葉県袖ヶ浦市にあるカメリアヒルズCCで行われた国内女子ツアー「アース・モンダミンカップ」でツアー初優勝を飾った酒井美紀アン・ソンジュ(韓国)とのプレーオフ2ホール目、50センチのウィニングパットを沈めると、両手で顔を覆ってうれし涙に頬を濡らした。

正確なショットと、落ち着いたグリーン上のプレーで3日目を終えて14アンダーとして首位タイでスタートした最終日。前半に3つスコアを伸ばすと、15番(パー3)で一組前のアンがボギーを叩き、同ホールを終えた時点で後続に2打差をつけた。しかしグリーン脇のリーダーボードを凝視して、「2打差だから優勝できるかな」と思ったと同時に、緊張感が襲ってきた。

最終18番は504ヤードのパー5。酒井がティグラウンドに立つと、アンは第2打地点でグリーンが空くのを待っていた。「2オンを狙うんだなと」。そして「歓声でイーグルを獲ったのも分かりました」。72ホール目でアンに並ばれ、酒井はレイアップして3打目勝負に挑んだが、4メートルのバーディパットはカップをなめ、通算17アンダーのまま土壇場でプレーオフ突入を強いられた。

今年3月の「ヨコハマタイヤPRGRレディス」では、プレーオフで惜敗していた。それでも「ジュニアの頃からプレーオフは多かったし、1対1なのですごく楽しかった」と余裕はあった。1ホール目を共にパーで分けると、2ホール目にアンがティショットを右サイドの池に落としてチャンスが到来しても、「池に入っちゃったんだなぁ…って」と、自身のプレーばかりに集中していた。

4オンから4メートルのパーパットを外したアンに対し、ピンそば5メートルに3オンさせた酒井。

「焦らないでね」。「大丈夫」。キャディを務める姉・美香さんは「すごく軽い返事が返ってきた」と、ウィニングパット直前の会話を振り返ったが、当の本人は「1メートルくらいに感じて、嫌な距離を残したなと思っていた」。だからこそ、パーを拾って初優勝が決定した直後も、実感はなかった。「入れた瞬間、もう一回ものすごいスピードで今のホールを再確認していました。本当に自分が勝ったんだよね?って」。

目を上げると、プレーオフを戦ったアンが両手を広げて歩み寄ってくる。「『もう泣かないで。大丈夫だよ』って言ってくれました」。それで、ようやく安堵した。プロ5年目での初優勝は「周りの期待が大きいのも分かっていたので、遅かったのかなとも思うけど、(優勝)したらしたで早かった気もしますね(苦笑)」。今日起きた出来事を現実のものとして受け止めるには、今しばらく時間が掛かりそうだ。(千葉県袖ヶ浦市/今岡涼太)

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