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パット冴えわたる大堀裕次郎 プロ初Vのチャンス到来

◇国内男子◇HONMA TOURWORLD CUP 3日目(7日)◇京和カントリー倶楽部(愛知)◇7190yd(パー71)

25歳が放つ好調なパットが冴えわたる。首位を2打差で追う大堀裕次郎が6バーディ、ノーボギーの「65」とし、通算17アンダーの単独2位でホールアウト。自身2回目の最終日最終組に入り、ツアー初優勝のチャンスを広げた。

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今季最高の3位とした8月下旬「RIZAP KBCオーガスタ」から、「いい感じでパットが打てている」という好感触が続いている。2日目の23パットを下回る22パットに抑え、前日「63」に続くビッグスコアをマーク。「とくに変えたところはない」というが、ボールが狙い通りのラインをたどり、カップの底を叩くたびにパットへの自信を深めている。

最初の1番で1mを決めてバーディ発進。8番(パー5)、14番、15番と2m前後のチャンスを決めると、17番(パー3)で5m、最終18番(パー5)で1mを沈めて連続バーディフィニッシュ。グリーンを外した前半3番でも2mのパーパットをねじ込みボギーを回避し、「バーディ発進だっただけに、ボギーを打つと厳しい展開になる。踏みとどまれて良かった」とグリーン上から流れを築いた。

大阪学院大4年時の2013年に獲得した「日本アマ」タイトルを引っさげ、同年末に鳴り物入りでプロ転向。初めてフルシーズンを戦った16年は5回のトップ10フィニッシュを記録し、賞金ランキング41位で初シードを獲得した。182cm・80kgの恵まれた体と整ったルックスを合わせ持ち、ツアー初優勝からのブレイクが待たれる若手のホープだ。

「プレッシャーには弱いですね。強かったら、とっくに優勝できていると思います」と自嘲気味に笑ったが、そんな弱気を押し込めるように声を張る。「あしたは気持ちで負けないように、しっかりと強い気持ちをもって頑張りたい」。

3日目に最終組をともにした宮里は、「距離も出るけどショートゲームのうまさを感じる。裕次郎はいつ勝ってもおかしくないと思っている」と評価。2打差の首位にいる先輩の期待に、逆転優勝という形で応えたい。(愛知県豊田市/塚田達也)

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