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2位の上井邦裕と3位の大堀裕次郎 惜敗から得た収穫

◇国内男子◇RIZAP KBCオーガスタ 最終日(27日)◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡)◇7151yd(パー72)

最終組からツアー初優勝を目指して出た2人。「70」で回った上井邦裕は、優勝した池田勇太と3打差の通算15アンダー2位。「69」とした大堀裕次郎は、通算13アンダーの3位。優勝には届かなかったが、収穫を口にするなどそれぞれの仕事はこなせたようだ。

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「悔いがないってことはない。結局は勝たないとダメっていうのはあるけど、池田勇太との優勝争いを楽しんでやれた。いまやれることはやったと思う」と上井。首位タイで迎えた14番で、ピン左8mからのファーストパットを2mショートさせて痛恨の3パット。「あとひと転がり、ふた転がりすればちょうどだった。ちょっと弱かっただけなのでしょうがないけど、その前のアプローチが悪かった」と、終盤でのボギーを悔しがった。

それでも、今季ツアー出場権を持たない中で『前大会で10位以内』という資格を得て、次週「フジサンケイクラシック」の出場権を獲得した。さらに今大会2位の賞金1000万円を加えた今季総額は約1300万円に達し、3年ぶりの賞金シードにも近付いた。「若干悔しいけど、よい一週間でした。切り替えて、またやれることをやります」と前を向いた。

一方の大堀は、「アゲンストでちょっと打ちづらかったけど、(左サイドはOBで)逃げの気持ちもあったと思う」というスタートホールの1Wショットを、右に押し出してボギー発進。「芥屋は1番から4番までが大事。そこをアンダーで回るとビッグスコアが出るのだけれど」と、思惑とは裏腹な序盤を悔やんだが、2番以降はノーボギーで4バーディを奪い返し、ツアー自己ベストフィニッシュとなる3位に入った。

「スイングやメンタルの部分で少し自信になった。これから頑張りたい」と、同学年の松山英樹石川遼に続く台頭に意欲を見せる。「今週は優勝するために必要なものも見えました。(池田)勇太さんのゴルフを見ていてもそうだけど、ショートゲームと・・・」と大堀。「あとは、自分への雰囲気作りですかね」とやや遠慮がちに付け加えた。(福岡県糸島市/今岡涼太)

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