宮本勝昌は、昨年大会で現場検証も経験している
2016年 三井住友VISA太平洋マスターズ
期間:11/10〜11/13 場所:太平洋クラブ 御殿場コース(静岡)
チーム芹澤の二人が“地元”で松山英樹を追う急先鋒に
◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 2日目(11日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7246yd(パー72)
単独首位の松山英樹が、通算13アンダーまでスコアを伸ばした予選ラウンドが終了。パク・サンヒョンら韓国勢がその下に控えるリーダーボードで、ベテランの藤田寛之と宮本勝昌がともに7アンダーの5位タイで決勝ラウンドに進んだ。
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11位タイから出た藤田はこの日、6バーディ、2ボギーの「68」。ショットとパットが噛み合い、6mを沈めた後半14番から3連続バーディを決めた。「珍しく続けてナイスショットが出て、良いパットもつながってくれた」。今季は22試合の出場で予選落ちは4回だけだが、トップ10入りが1回と“消化不良”のゲームが続く。1試合のうちに60台が並んだのは、10月の「ホンマ・ツアーワールド・カップ」以来、約1カ月ぶりのことだった。
賞金ランクは41位。2012年賞金王の目下の目標はシーズン最終戦「日本シリーズJTカップ」への出場(今季の日本ツアー優勝者および賞金ランク上位者ら上限30人が出場)だ。「年も重ねて20代や30代のときと同じ練習をするのは体力的にも難しくなった。でもそのぶん頭を使うから、悩んじゃいますね…」と心境を吐露する47歳。「賞金王になっているときより一生懸命やっている。あのときは何も考えなくてもうまくいった気もします」と、復活への地道な努力を結果につなげたい一心だ。
藤田とともに芹澤信雄を師匠とする宮本は2位スタートから「71」と伸び悩み、順位を落とした。前半アウトは全ホールパーで終え、インは2バーディ、1ボギーと静かな内容。週末の松山との同組ラウンドがモチベーションの一つだっただけに「明日、松山とラウンドしたかった。残念で仕方ない」とガックリ。「日曜日は一緒に回れるように頑張ります」とムービングデーでの再浮上に意欲を見せた。
例年、同大会の期間中には芹澤の誕生日(11月10日)がある。今年は57歳になった師匠を試合前の8日(火)に祝った。御殿場を拠点とする宮本同様、藤田も静岡県在住。二人のキャリアに、同県でのタイトルがないままでは地元ファンは寂しい。(静岡県御殿場市/桂川洋一)
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