「バカげた目標」は来季も続行? 年の瀬に改めてぶち上げた池田勇太の野望
池田勇太選手会長 3期目再任「賞金王も目指す」
ジャパンゴルフツアー選手会は6日(火)、東京都内のホテルで記者会見を開き、2015年の役員体制を発表した。選手会長には3期目となる池田勇太、副会長には宮里優作、宮本勝昌、薗田峻輔の3人が選出された。
池田は「2013年に初めて就任したときは、本当に忙しくて大変でした。でも、昨年は取り組んできた成果も出てきて、やって良かったと思いました。JGTO(日本ゴルフツアー機構)側との働きかけの中で、新規で3試合開催できることになりましたし、今年も積極的に活動していきたい。会長職も今年が最後だと思って、結果を出す1年にしたい」と抱負を語った。
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昨年まで23人いた理事は、15人に縮小した。「15名に絞ったことで、各理事との連携を深められると思う。今年は40代から2名、30代から6名、そして若い20代から5名選出し、あらゆる世代の意見を吸い上げていきたい。副会長の中から宮里理事には会長特命として、自分と密接に関わってもらうつもりです」。
池田は、今季の事業計画として5つの課題を掲げた。(1)「新体制の導入」では、若い世代の選手の発想を反映させる。(2)「競技数の維持と増加・海外との連携」に力を入れるほか、(3)「地域・社会貢献活動」では、約3000万円を原資に東日本大震災からの復興支援を行う。
ツアーの注目度を高めるための(4)「PR活動・ファンイベントの開催」では、プロゴルファーが主体のテレビ番組制作という構想も持つ。ジャケット着用などを義務付けた昨年に引き続き、(5)「選手の意識向上」に取り組む。
会長在任中に達成したいもう一つの目標として、池田は“賞金王獲得”を挙げた。「まだ、誰も成し遂げていないことなので、今年は最多勝と賞金王獲得を目指します。毎試合、勝つつもりで試合に挑みます」と高らかに宣言した。
サンクフル(主催者・特別協賛社などを招待するイベントを企画)担当理事に就任した2014年賞金王の小田孔明も、会見に出席した。「昨年から理事に加わりましたが、そばで見ていて池田会長の大変さをすごく感じました。少しでも自分たちがサポートして選手会を盛り上げたい」と、試合以外の活動にも積極的に参加する予定だ。
【2015年 ジャパンゴルフツアー選手会 担当表】
会長:池田勇太(29)
副会長:宮里優作(34)、宮本勝昌(42)、薗田峻輔(25)※
JGTO理事:池田勇太、宮本勝昌、宮里優作
サンクフル担当:小田孔明(36)、小平智(25)、塚田陽亮(29)※
スナッグゴルフ担当:谷原秀人(36)、竹谷佳孝(34)※、藤本佳則(25)※
その他 理事:横田真一(42)、近藤共弘(37)、田島創志(38)
外国人担当:S.K.ホ(41)、ハン・リー(37)※
監事:桑原克典(45)
( )内は年齢 ※は初選出