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「バカげた目標」は来季も続行? 年の瀬に改めてぶち上げた池田勇太の野望

今年も残すところ3日。私ども日本ゴルフツアー機構(JGTO)も、いったんお休みをいただいて新年5日まで、10日間の冬期休暇に入らせていただきました。

そんなわけで、今年最後の就業日となったのは26日。この日は、終業時間と同時にささやかに開いた納会に、わざわざ顔を見せてくれたのが、我らが選手会長。この日は、このあとお世話になったお得意様の忘年会回りが2件も立て込んでいるといい、年の瀬に駆け足のスケジュールの合間をぬって、事務所に駆けつけてくれたのだった。

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史上最年少の就任から2年。その奔走ぶりは改めていうまでもない。池田勇太はよく、各トーナメントのことを「俺たちの職場」と表現し、就任1年目からその“職場”を増やすことが一番の使命だと、それこそ本業も二の次とばかりに、力を注いできた。

その甲斐あって、今月14日に発表した来季男子ツアーの日程は今季の24から27試合に。3試合増えたことで、賞金総額も2億2000万円余り増えて、「思ったより早く結果を出すことが出来た。これもJGTOのみなさんのおかげ。選手会を代表してお礼を言いたい」と、納会の締めの挨拶では我々職員の前で、池田は深々と頭を下げたのだった。

そもそもJGTOの納会に選手会長が出席することなど、今まではありえなかったし、選手会長がそこまでしなければならない義理など、まったくない。それでも池田は多忙を押してやってきた。

「ツアーが変わっていくためには、俺たち選手会と、JGTOがもっと密に連携していかなくてはいけない」が口癖。それはもちろん馴れ合うという意味ではなくて、時には本気で意見を戦わせたり、叱責しあったり、まさに怒濤の2年間。その中で一貫していたのは、池田のJGTOの職員を、他のプロ選手たちと同様に、一緒に戦う“仲間”として尊重しようとする姿勢であり、そうやって“共闘”するうちに、次第に確かな絆は育まれていったと思う。そして今年最後の日にこそ、ぜひみんなにひとこと礼が言いたいという池田選手会長の心意気。いかにも義理人情に厚い選手らしい。

何事も自分でやらなければ気が済まない性格も手伝って、なおさら“両立”は難しいのでは、という周囲の心配や雑音も、もちろん百も承知で、それだからこそ、それらを吹き飛ばすためにも2期目の今年は年頭に、こんな目標をたてていた。

「選手会長として、最多勝利をあげて、賞金王を獲る。・・・そんなバカげたことを考えて頑張ってきたつもりなんですが」と、そこは苦笑いと照れ笑い。

来季3期目の続投となるかはまだまったくの白紙だが、いずれにしてもその“バカげた”目標とやらは、来季も引き続き池田の心に燃え続けることは間違いない。

「永久シード入りも視野に、来年は増やせるだけ勝ち星を増やしていって、日本に池田勇太を抜けるものは一人もいないと言われるような1年にしたいと思います」。男らしく言い置いて、我らが選手会長は、慌ただしく師走の夜の街に消えていった。

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