石川遼がベスト「67」で2打差に浮上 首位は前年覇者の宮里優作ら3人
2014年 ゴルフ日本シリーズJTカップ
期間:12/04〜12/07 場所:東京よみうりカントリークラブ(東京)
賞金王へ半歩前進も――小田孔明「まだ遙か遠くに見える」
2014/12/05 17:33
東京よみうりCCで行われている今季国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の2日目を終え、賞金ランクトップの小田孔明は通算4アンダー4位タイ。以下逆転賞金王へ“優勝”が最低条件の3人は、岩田寛がイーブンパー15位タイ、藤田寛之は1オーバー18位タイ、近藤共弘は通算2オーバーの20位タイ。小田のペースでこの2日間は進んでいる。
だが、初日こそ「最高」のゴルフで飛び出した小田だったが、この日は一転、ボギーが先行する苦しいゴルフ。「ピンポジションも難しかった」とバーディは10番で2mを沈めたのがこの日唯一。15番(パー3)では3パットのボギーとするなど、終始重い足取りで18ホールを回ってきた。
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「難しい――。賞金王への道は難しい――」。ひとりつぶやく小田にとっては、すべての不運が試練に思える。フェアウェイに行った球に泥が付いて、意図しないところに飛んだことも「3、4回あった」という。「まだ遠い。遙か遠くに見える」と、ゴールテープはまだかすんだままだ。
とはいえ、追いかける面々も四苦八苦中。「調子が良くなりそうな時に変なミスがでるので、全然良くならない」というのは、通算イーブンパーの岩田。
通算1オーバーの藤田は、「パットが(狙ったところに)うまく出ていかない」とホールアウト後は練習グリーンで調整を重ねた。
まだアンダーパーをマークしていない近藤は「ずっと我慢しているようなゴルフなので、(パットで)流れをつかみたい」ときっかけを求めている。
小田以外の3人は“優勝”が逆転賞金王への最低条件。明日のムービングデーには、それなりの“動き”が必要だ。(東京都稲城市/今岡涼太)