片山晋呉がコースレコードタイで首位浮上 小田孔明が2打差3位
2014年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント
期間:11/27〜11/30 場所:Kochi黒潮カントリークラブ(高知)
敗者復活なるか?平本穏が挑む2度目のファイナルQTへの道
今季の国内男子ツアーも今週の「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」と次週の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」を残すのみ。シード権獲得を狙う選手にとっては、今週が最終戦となる。
今大会が終了した時点でシード権が確定するが、予選ラウンドを終えたこの日、喪失が決まった選手がいる。予選落ちを喫した河野祐輝、上平栄道、野仲茂、金聖潤(韓国)、五十嵐雄二の5人だ。河野以下4人は昨年シードを獲得した選手で、五十嵐は2009年「日本ゴルフツアー選手権」で優勝を果たし5年間の複数年シードを所持していたが、その期限は今季で切れる。
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シードを喪失した選手は、次週開催のファイナルQTに出場し、上位に入れば(リランキングまでの優先順位で)来季もレギュラーツアー出場が可能となる。
そのファイナルQTに出場できる資格は、今季のシード落ち以外に、賞金ランキングで上位75人に及ばなかった上位10人も含まれる。現時点で、出場義務試合数に満たない選手を除外した今季のシード権は79位までの75人。
つまり、80位から89位までに入ればファイナルQTへ出場できる。その資格がのどから手が出るほど欲しいのが、現在100位の平本穏だ。平本はサードQTで上位に入れず、ファイナル進出を逃したが、大会2日目を終えて通算7アンダーの5位タイにつけている。この試合で最低22位以内に入れば賞金ランキング89位に入る可能性が芽生え、このままの順位ならば82位程度まで這い上がれる。
「サードで失敗したのは正直へこみました。でも、それも今の実力と受け止めています。今週の結果でファイナルに行けたら最高に嬉しいですが、簡単なことだとは思っていません。まあ、ダメモトではないですが悔いのないように4日間戦います」。
レギュラーツアーでベスト5に入ることは、QTで上位に入るよりもハードルは高いだろう。それでも、来季に向けた希望の扉をこじ開けるために、全力でその座をつかみ獲るしかない。(高知県芸西村/本橋英治)