関西オープンフォトギャラリー
2013年 関西オープンゴルフ選手権競技
期間:08/22〜08/25 場所:オリムピックゴルフ倶楽部(兵庫)
ローアマ争いは大堀、佐藤が一歩リード
国内男子ツアー「関西オープンゴルフ選手権競技」は、その名の通りオープンな大会ということで、予選会を勝ち上がった選手と推薦出場を合わせ24名のアマチュアが出場している。彼らアマチュアの目標は、この大会で上位(優先順位)に入り10月の「日本オープンゴルフ選手権競技」への出場権を掴むこと。さらに、ローウェストアマチュア賞(ローアマ)に輝いた選手には、過去この大会で5回ローアマを獲得している中部銀次郎氏の功績を称えた「中部銀次郎賞」が贈られることになっている。
初日を終えて、ローアマ候補に躍り出たのは3アンダーをマークした大堀裕次郎(大阪学院大学4年)と佐藤大平(東北福祉大2年)の2人。大掘は今年の「日本アマチュアゴルフ選手権競技」で優勝を果たしているため、すでに「日本オープン」への出場資格をもっている。対する佐藤は、その日本アマでは準々決勝で敗れたため、今週その権利を掴むことが狙いだ。
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その立場の違う2人が揃って口にするのが「ローアマを狙います」というひと言。賞金のないアマチュア選手は、常に名誉をかけて戦っている。まして、プロのトーナメントセッティングでアマチュア界ナンバー1を掴む喜びは、アマチュアだけの戦いとはひと味違ったものだという。
佐藤は予選ラウンドを大学の先輩にあたる池田勇太と同組でラウンド。「大先輩とのラウンドなので勉強させてもらいました。自分にも自信がつきました」と、池田よりも1打少ない3アンダーの5位タイにつけた。
その佐藤はこの日、大先輩真っ青?の“大物感”も見せていた。スタート直後の3番をプレー中、ズボンの後ろが縦に20センチも盛大に破れていることに気づいた。「1番から破れていたみたいで。ハーフターンで着替えようとも思ったのですが、まあいいかなって。そのまま最後までプレーしました。パッティングでラインを読む時に、後ろでキャディが笑うから、ちょっとやりづらかったけど、気にしてもしょうがないので」と、パンツ丸出しの1日を笑い飛ばしてみせた。
一方の大堀は、初めてのプロトーナメントに「やはり緊張しました。1番のティグラウンドは力が入ってしまい左のラフに入れてしまいました。でも、同組の小平(智)さんが優しくしてくれたので、その後は気楽にプレーすることが出来ました」と緊張の1日を振り返った。
「目標はローアマなのですが…。昨日、師匠の湯原信光さんに連絡をしたら『何を言っているんだ!』と一喝され『優勝を目指せ!!』と言われました。なので、最大の目標は優勝ということで…」
師匠にあおられて優勝を目指すことに。いかにも実直そうな青年は、身長182センチ、体重70キロの体を少し小さくして笑った。(兵庫県三木市/本橋英治)
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