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【藤田寛之専属キャディ・梅原敦の日本OPレポート<6>】

いやー凄い闘いでしたね、「日本オープン」最終日。バックナインは毎ホールのように上位陣の順位が入れ替わる熾烈な優勝争い。そんな手に汗握る激闘を制したのは韓国のべ・サンムン選手。今季はもうすでに3勝目なんですね、強いなー。

日本オープンも昨年のキム・キョンテに続き、韓国勢の連覇。サンムンはキョンテが“静”だとしたら明らかに“動”の選手。でも、今日の最終日は今までの優勝争いの中で一番落ち着いてプレーしていたように感じました。14番ホールのイーグルは圧巻でしたね。あの場面であのセカンドショットを打てる選手は、日本では遼くんぐらいしかいないんじゃないでしょうか。

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個人的にはやっぱり佐藤信人選手に期待していました。ドローヒッター封じの10番ホールさえ無難に行ければ・・・と思っていたんだけど、やはりあのホールには何かがありますね。しかし、佐藤さんの最後まで諦めない姿には涙が出そうになりました。

テレビから聞こえてくる、「佐藤、頑張れ!」の声には、どれも魂がこもっていました。それだけみんな待っていたんです、佐藤さんの復活を。強い若手が毎年どんどん出てくるけど、やっぱりゴルフ界には丸山さんや秀道さん、それに佐藤さんがいなきゃダメなんです。

勢いももちろん大事。
だけどファンの方々は“本物の強さ”が見たいんです。
そういう意味では、今回の日本オープンは最高の闘いでしたね。本物の強さのぶつかり合い。その闘いに勝ったサンムンは正真正銘、最強のプレーヤーです。サンムン、キャディの山根さん、本当におめでとうございました。

P.S
藤田さん、いつか必ず日本オープンの頂点に立ちましょうね!

梅原敦(うめはら・あつし)
1974年4月5日生まれ。37歳。京都府出身で学生時代は野球少年としてならし、専門学校卒業後に兵庫県内のゴルフ場に就職する。テレビ観戦していた1997年「サントリーオープン」で初優勝した藤田の姿に心を打たれ、翌年本人に直訴。専属キャディとなり現在に至る。オフの間はゴルフ場でアルバイトとして一般ゴルファーのバッグを担ぎ、プロとアマ両方の視点からゴルフを見ている。愛称は「梅ちゃん」。
梅原キャディの大人気ブログ「芝ログ」

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2011年 日本オープンゴルフ選手権競技



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