初日首位の藤田寛之は一歩後退 谷口徹の怖さは…
JGTO表彰式 今年のMVP・MIPは復活を果たした谷口徹!!
6日、都内ホテルでJGTO(日本ゴルフツアー機構)主催の「2004年度ジャパンゴルフツアー表彰式」が行われた。来年度のシード権を獲得した選手たちが壇上に上がり、180名を超える参加者を迎え壮大なパーティーが開幕した。表彰に先立ち、島田幸作理事長の挨拶。そして、世界ゴルフ殿堂入りを果たした青木功の挨拶を交え、各賞の発表となった。
優勝、賞金ランキング、平均ストロークの3部門のポイントによって選出される最優秀選手賞は谷口徹。日本オープン(公式戦)に勝ったポイントが大きく、谷口は2002年以来2度目の受賞となった。
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谷口徹
「全29試合に出場することはできなかったが、最高の賞をいただき満足している。来年は2勝といわず、3勝、4勝と挙げていきたい。多くのファンに会場まで足を運んでもらえるように頑張る。昨年、調子を崩し勝てない日々が続いたことを考えると、今回の受賞のほうが嬉しい」
谷口はJGTOのファンが選出するMIP(Most Impressive Player)賞、ゴルフ記者賞も受賞した。MIPはインターネットとトーナメント会場で全2443票が集計され、谷口は460票を獲得。ゴルフ記者賞では、わずか1ポイント差で片山晋呉を抑え選出された。
パーティー後の記者会見で谷口は、次週行われる「アジア沖縄オープン」への出場を発表した。来年4月の「マスターズ」出場資格、ワールドランキング50位以内に入るため、チャンスが少しでもあれば挑戦する意欲を見せた。そして、2005年には「ハワイアンオープン」に出場を予定し、さらに「ビュイックインビテーショナル」への出場も希望している。
そして、前日のシーズン最終戦で2000年以来2度目の賞金王に輝いた片山晋呉が登場。片山は賞金ランキング以外にも、平均ストローク、Unisysポイントランキング、パーキープ率の4部門で受賞した。平均ストロークは69.56と唯一の60台をマークし初受賞となった。
片山晋呉
「多くの賞を受賞できたのは、試合を開催して頂いく方々のおかげです。女子ゴルフ界に押されていますが、これからは関係者や選手たちで話しあって男子ツアーを盛り上げていきたい。平均ストロークの賞は本当に嬉しい。年間を通して常に安定していたということなので、取れてよかった」
さらに最優秀新人賞には、7月に行われた「アイフルカップゴルフトーナメント」でツアー初優勝を果たした谷口拓也が選出された。谷口は「目標にしていた1勝ができたのでよかった。来年は、また優勝できるように頑張ります」と新人らしい初々しさの残るコメントを残した。
暫くの歓談後、受賞式は続き、最後に今シーズンの優勝者が壇上に上がった。そして、抽選で選ばれたファン代表がそれぞれの選手に花束を贈呈。最後に選手を代表して、選手会長の手嶋多一の挨拶で会が終了した。さらに会場を出る来賓、関係者を選手たちが見送るという演出つきだった。
各賞受賞者/選手名
最優秀選手賞/谷口 徹
最優秀新人賞島田トロフィ/谷口拓也
Unisysポイントランキング賞/片山晋呉
賞金ランキング賞/片山晋呉
平均ストローク賞/片山晋呉
バーディ率賞/谷原秀人
Most Impressive Player賞/谷口 徹
ゴルフ記者賞/谷口 徹
フェアウェイキープ率賞/平石武則
ドライビングディスタンス賞/小山内護
イーグル率賞/小山内護
パーオン率賞/ディネッシ・チャンド
パーセーブ率賞/片山晋呉
平均パット賞/サマヌーン・スリロット
サンドセーブ賞/平石武則
特別賞/トッド・ハミルトン