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もう不思議じゃない 10年で3回目のアマチュアVなるか

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 事前情報(11日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)

ここ御殿場で、松山英樹がアマチュア時代にツアー優勝したのが2011年。それから8年後の昨年、金谷拓実が史上4人目の快挙を達成した。10月の「日本オープン」での活躍を見れば、ことし再び同じ現象が起こっても決して不思議ではない。フィールドの学生トップアマ4人がそれぞれ注目される。

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ナショナルオープンで持ち前の破壊力を見せつけた河本力(日体大3年)は、17年大会の出場経験がある(予選落ち)。18年のコース改修後は初めてで、「印象が少し変わりました。ティショットで気になるバンカーも増えた」という分析だ。

それでいて、パワー勝負のスタイルは変わらない。この日早朝の打撃練習時、1Wショットのキャリーは弾道計測器で337ydを記録。最終18番(パー5)は2打目で「最低でも8I、9Iで」打てるようなティショットの成功を狙っている。「僕しか越えないバンカーもあると思う」という、無観客試合が惜しい魅力にあふれている。

河本とともに5位タイで「日本オープン」ローアマチュアに輝いた杉原大河(東北福祉大3年)も、1Wで300ydを越える飛距離が武器。すでに昨年、下部AbemaTVツアーで1勝を挙げた。その数週後に遠征先の福岡で、大学先輩・金谷の優勝をテレビで観たという。「僕はたまたま、運が良かっただけでした。でも金谷さんはいつか優勝すると思っていたので。そう思える人はやっぱりすごい」と、尊敬の念を持ち続けながら同じ舞台に立つ。

金谷が1位から“卒業”した世界アマチュアランキングで、現在日本勢のトップ2が13位の米澤蓮(東北福祉大3年)、15位の中島啓太(日体大2年)。ナショナルチームの常連で、昨年の大会はともにトップ20で終え、現地で先輩のウィニングパットを見届けた。

「あっという間の1年。去年よりもコースが狭く、難しく感じるところもあるが、高い球を打てるようになってきた。出るからにはチャンスがある」(米澤)、「去年は初日、2日目と速いグリーンに対応できなかった。ことしはできるように。優勝を目標にやっていく」(中島)と、どちらも力強い。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

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2020年 三井住友VISA太平洋マスターズ



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