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石川遼、「マスターズ」覇者とのラウンドも会話に四苦八苦

日本ツアーとアジアンツアーの共催競技「アジアパシフィック パナソニックオープン」が、明日25日(木)に開幕する。24日(水)、石川遼は「マスターズ」を含むPGAツアー15勝を誇るフレッド・カプルスと、「全米オープン」連覇の実績を持つカーティス・ストレンジというビッグスターとともに、18ホールの練習ラウンドをこなした。

カプルスといえば、PGAツアーでも屈指の飛ばし屋としても知られる。49歳を迎えた現在も、石川を20ヤード近く離すビッグドライブを連発。「カプルスの飛距離の源を知りたかった」という石川は、「軽く振っているように見えるけど、フットワークと体の捻じれがすごい」と感心しきり。ホールアウト後は練習場に向かい、「“カプルスはもっとフットワークと体の捻じれを活かしていた”と自分に言い聞かせながら練習していた」という。「一番大事なところを目に焼き付けられたと思う。一緒に回る経験を活かせて良かった」と収穫は大きかったようだ。

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プレー面での緊張はなかったと話すが、「会話だけは緊張した」と苦笑。この日、石川以外の3人はすべて海外選手。「会話をしている3人の内容を理解できるか試したかった。たまに内容が分かる時があって、すごく楽しかった」という反面、「(話しかけられ)分からない時は恥ずかしくなったし、苦しかった」とも。「もっと会話ができるように、英語を勉強しないといけませんね」と、決意を新たにしていた。

明日の初日は、2007年の「全米オープン」覇者、アンヘル・カブレラ(アルゼンチン)と同組。「夢みたい」と話す、ツアーでは初となるメジャータイトルホルダーとのラウンドだが、明日は学ぶだけではなく結果も求められる。「ホストプロということで応援も多いと思うので、その有利さを活かしたい」。“大会の顔”として臨む今大会、「初日が大事」と気を引き締めていた。

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