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大会記録も4打更新 比嘉一貴が涙のツアー初V

◇国内男子◇RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント 最終日(1日)◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7103yd(パー72)

比嘉一貴が1イーグル5バーディ、1ボギーの「66」でプレー。2位に5打差をつける通算26アンダーで圧勝。72ホールにおける大会記録(通算22アンダー)も更新した。

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「安心した気持ちもありますし、嬉しいです。家族も応援に来てくれた中で、最少スコアを塗り替えることも出来たので、これ以上はないのかな」と待ちに待った瞬間をかみしめた。

3打リードで終えた前日に、「勝つ自信があるか」と問われると「バーディが先行できればチャンスがある」と答えていたが、すぐに実行した。「とくに緊張とかもなく、いつも通りの感じでスタートできた」と1番で7mを決めバーディとした。「2番、3番、4番と難しいホールが続く中でひとつ貯金が出来たのは、気持ち的に大きかった」。

7番で2打目をショートし3打目を寄せきれずボギーとしたが、9番(パー5)でピン右15mに2オンし2パットでバーディを奪った。さらに3つ伸ばした最終18番(パー5)では残り230ydの2打目を5mにつけてイーグル締め。両手を高々と上げた。

「泣かないかなと思っていたんですけど、家族の顔を見て安心したのか緩んでしまいました」と涙を流した。

フェアウェイの真ん中を歩く姿は、初優勝を目指す24歳とは思えないほど堂々としたものだった。「アマチュア時代から2位が多くて、途中リードしてても最後の方で抜かれたり。自分が落としたり、最後まで何があるか分からない経験をたくさんしてきたので、途中経過を気にせず、1ホール1ホール集中してできた」。

「去年は頑張ってシードを獲れた。今年は開幕は良かったんですけど、調子を落とした時期が長かった。優勝も難しいかなと思っていたところで勝てたのは、この後、続くツアーで大きい試合になった。この試合がたまたまだと思われないように早く2勝目を挙げたいと思います」と気持ちは早くも次週に向いていた。(福岡県糸島市/柴田雄平)

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