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パット開眼でコースレコード 比嘉一貴の表情がさえないのは?

◇国内男子◇RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント 2日目(30日)◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7103yd(パー72)

第2ラウンドを首位と2打差の6位から出た比嘉一貴が9バーディ、ノーボギーでプレー。池田勇太(2009年)、藤本佳則(12年)らがマークしたコースレコードに並ぶ「63」をたたきだした。通算15アンダーとしてリーダーボード最上段に駆け上がり、暫定首位で週末を迎える。

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11番で11mを沈めるなど「ほんとパッティングがすごく入った」。しばらくパットの不調に嘆いていたが「鏡を見たり、ビデオを撮ったり、色んな人に聞いたり」と試行錯誤するうちに、入らないときはアドレスで右肩が前にかぶっているという癖を発見した。意識した結果「転がりもタッチも良くなった」と、この日のパット数は「23」をマークした。

それでも本人の表情はさえない。「昨日からなんですけどショットが荒れてて、(2打目を)なかなかフェアウェイから打つことがなかったんですけど、なんとかチャンスを作って、2ラウンド通してパッティングが良かったので、ほんと調子とスコアがかみ合ってないような感じです」とフェアウェイキープ率35.71%に落ち込んだドライバーショットを嘆いた。

7月「日本プロ選手権」を7位で終え、沖縄に帰省して休養した。「10日間くらいは休めた。ゆっくり過ごしました」。会場のある九州ではジュニア時代から地区予選などを戦ってきた。九州も地元の意識はあるかとの問いには「九州が沖縄を地元だと思ってくれるなら(笑)。ぼくは同じ九州だと思っているんですけど」と謙虚に答えた。

それぞれ気分の上がる「勝ちウタ」をバックに登場する大会恒例の「選手紹介セレモニー」では、いい曲なのでみんなに聞いてほしいと「ダイナミック琉球」をチョイス。24歳が“地元”で悲願の初勝利に挑む。(福岡県糸島市/柴田雄平)

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